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21、「誰かに似てると思いませんか?」藤原和博さんの巻②


藤原さんが講演会などで聴衆をつかむ                「皆さんよくご存知の鉄板ネタ」がコレ。

この問いかけには、幾つもの仕掛けが含まれている。

まず、聴衆に質問することで考えさせる、当事者化する、参加させるという双方向の関係性を作っている。
いくら良い話でも一方的に長時間聞かされると誰でも飽きる。
それを見事に「やりとりする関係」を最初に作ってしまうから、その後の講演が退屈しない。

次にすごいのは、答えが『さだまさし』というところ。
決して、さだまさしさんが「イケメンじゃない」とは言わないが、
超イケメン講師が「僕って松本潤に似てるでしょ」と言うと、      嫌味でしかない(笑)。

芸人の狩野英孝の「ラーメン・つけ麺・僕イケメン」というギャグが笑えるギリギリのラインだろう。

「すごくて敷居の高い人」が「みんなに笑ってもらう」瞬間を作るのは、グッと心を引き寄せる高等テクニック。

最近だと、日本ハムの監督に就任したBIG BOSSこと新庄剛さんが真っ赤な上下のジャージを着て登場し、「ちょっと地味ですか?」と言ってのけるあの感じ。

そして、最後は「本当にさだまさしさんと友人であること」。
単に似ているだけではないので、お二人の交友から生まれる裏ネタが
さらに藤原さんのユニークさを引き立てることになる。

印象に残る人は、こうした武器もしっかり用意している。
はい、コレもいただきまーす。

楽しんでもらえる、ちょっとした生きるヒントになる、新しいスタイルを試してみる、そんな記事をこれからも書いていきたいと思っています。景色を楽しみながら歩くサポーターだい募集です!よろしくお願いします!