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7、目の前にぶら下がったニンジンを食べるか、食べないか?

 会社に所属していると、迷う場面に度々遭遇します。
 転職や人事異動を申し出て上司に引き止められるケース。
 昇進・昇格というニンジンで、今の仕事は大変だけどもうちょっと頑張れ!とか(笑)

 今の職場である程度評価されていて、同僚や先輩後輩とも仲が良いと、 判断迷いますよね。
 仕事内容もどうしてもイヤなわけじゃないけど、今後のキャリアを考えたら、居場所を変えた方が良いとか、違う経験をする時期とか、誰でも経験があるはず。
 
 私もありました。
 同じ仕事を3年やった後、異動願いを提出したら、
上司から「あと1年ここにいたら昇進するのに、異動したら最低1年は遅れるかもしれないよ」とか、「あと半年会社にいれば退職金が3000万円もらえるのに」とか(笑)。後輩から「僕らを残して他所に行ってしまうのですか?」とか。

 これは別に上司や会社が悪いわけではありません。
会社にとって必要、部署にとって必要だと思っているから、引き止めてくれるのですからありがたい話です。
中には、形式的に止めているケースもあるのでしょうが(笑)。

 大切なのは、自分の判断。
 私の考えは、お金は後でも取り返せるけど、ポジションは取れるなら取った方が良いと思っています。


 ポジション獲得による視点の変化や経験値は、仕事力をつける上で欠かせないと思うからです。

 特に日本は同じ役職同士で情報交換や交流する傾向があるので、課長研修に呼ばれるのか部長研修なのか、社長交流会なのか経営幹部交流会なのかで、情報の質や人脈の質が変わります。

 昨今、昇進・昇格を拒む若者が増えているという話がありますが(昇進しても、しんどくなる割に給料は上がらないとか)、僕は昇進・昇格推奨派です。
 それが組織内で自分の自由度を上げ、実力をつける最良の方法だと思うからです。 

 とはいえ、ポジションを獲得すると(昇進すると)、3年ぐらいは同じ仕事・環境を続けることになりますから、仕事内容そのものからの刺激は減る可能性は高いかもしれません。

 ポジション獲得によるスキルアップと、同じ業務継続による成長感の鈍化というデメリット。

 一方で、異動による新しいスキル獲得と環境変化による成長というメリットと、マッチしない異動だった場合の社内評価の低下というリスク。

 最悪なのは、平社員の時に昇進せずに職種を異動し、昇進が遅れたばかりか新しい職種で力を発揮できずに、平社員のままで各地を「たらい回し」になっていくケースです。

 私も、まさしくその危ない異動をしてしまいました。
人事採用で、まぁまぁ評価してもらったのですが、次に希望して異動したのは門外漢の編集業務。ここで結果を外していたら「たらい回し」キャリアになっていたと思います。

 人事の仕事で「人を見る目」や「組織マネジメント」「口説く力」を身に付きましたが、次は「社外人脈」と「編集スキル」が必要と思っていたので、編集業務への異動を希望したのです。

 運よく、編集でも良い仕事ができて課長に昇進しましたが、あの異動は振り返ってみるとギャンブルでした(笑)。

 本人は「異動したい」という感情優先の判断でしたから、そんなリスクをわかっていたわけもなく、「出来る」という根拠の無い自信で突っ走っただけでした。

 ただ、意思決定する際に大切にした考えは、社内で通用する力をつけるのではなく、社会で通用する力をつけることに真っ直ぐに動こうということだけ。

 若いうちならプライドも低いので、現場の泥臭い仕事も苦にならないから、初めての仕事をするなら早い方が良いだろうと考えたのです。

 現実を見ると、50歳超えても街でビラ配りをしていますから、そういうのが大丈夫な体質なのかもしれません(笑)。

 どちらが正解ということはありません。
 いずれにせよ、目の前にニンジン(実利がある精神的障害物)がぶら下がることが時々あります。

 その時に、感情だけで判断せず、信頼でき、相談できるメンターがいると良いですね。

 特に、「次のチャンスが回ってくる確率はあるか」「キャリアプランのタイムリミットはあるか」「急がば回れが出来るか」など、あらゆるシミュレーションをした方が良いと思いますが、自分のことは自分が一番わからない(笑)。

 失敗の無い意思決定などありませんから、決めた後は結果が良くなるように頑張るだけ。
 その時、上手くいかなくても、きっとその経験もそのうち活きてくるというポジティブシンキングで、勇気を持って決断してください!!

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リクルート、福岡ドーム、メディアファクトリーを経て、映画プロデューサー、ベンチャー経営者、政治家、作家に。

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