見出し画像

24、Mが人に与える影響       松永真理さんの巻

国語辞典から消えることになった「とらばーゆ」という言葉。
フランス語で「仕事」を意味する言葉で、
リクルートが発行していた「女性の転職情報誌」の誌名でもあった。

その「とらばーゆ」の元編集長で、
NTTドコモのiモード名付け親と言われた松永真理さん。

松永真理さんが書いた「iモード事件」
https://amzn.to/3HffXLY
と、夏野剛さんの「iモード・ストラテジー」
https://amzn.to/3emhJ1d
の2冊は、同じ出来事に対して「人肌を感じる物語」として書かれたものと、「戦略論文」的に書かれた違いがあり、両方読むとかなりおもしろい。

論理と感情をそれぞれよく表しており、そのアプローチの違いの例として
HBMSの講義の中でも参考図書にさせてもらっている。

それはさておき、世の中にかっこいい女性は数いるけれど、
松永真理さんは「茶目っけ」を兼ね備えた素敵な女性編集長だった。

僕が新米編集長になってすぐ、
松永真理さんに教えてもらって今でも意識していることがある。

「かしのくんね。ま行の発音って、やわらかくて、           優しい気持ちになるでしょ?

赤ちゃんがママって言うのもそうだし、お目目や耳、ムーミンとか。
なんかみんな好きでしょ。

山口百恵もMが重なっているし、マリリンモンローはMM。
そして松永真理もMM(笑)。」

松永真理さんにそう言われると妙に説得力がある。

ですよね。

M。

優しい気持ちになって、人から好かれる耳触りの良さ。

音感が人に及ぼす影響をあらためて気づかせてもらい、
それからいろんなネーミングをする時には
いつも音感や語呂を大切にしてきたように思う。

だから、生涯呼びつつけるであろう、大好きな自分の娘にも
「M」を重ねた名前を付けたのである(笑)。


楽しんでもらえる、ちょっとした生きるヒントになる、新しいスタイルを試してみる、そんな記事をこれからも書いていきたいと思っています。景色を楽しみながら歩くサポーターだい募集です!よろしくお願いします!