DMM関連サイトでMastercardが使えなくなったおはなし

こんにちは。一応クレカの話題だから取り扱ってみようかな…くらいの気持ちで書いていきます。

DMM関連サイトにおいてMastercardブランドでの決済が不可に

突然のことで反響も大きいように見えました。トップページからなかなか見つけることができず、ヘルプページでの利用可能な国際ブランドの更新も特にされていませんが、決済ページに進むとMastercardのロゴはないため、利用できなくなっていることが確認できました。

ヘルプページに掲載されているもの(2022年7月21日時点)


どうして利用不可になったのか

DMM JCBカードを発行しているのはポケットカードなので、おそらくアクワイアリングを行っているのもポケットカードと推察されます(ちがったらごめんね)。また、ポケットカードが取り扱う国際ブランドはVISA、Mastercard、JCBの3種類のため、DMM.comおよび関連サイトで利用可能な国際ブランドと合致します。

「アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブは取り扱ってないのにどうして決済できるんですか?(無能ボイス)」という疑問を持たれる方もいると思われます。この点についてはJCBはアメックス、ダイナースと加盟店相互開放を行っており、つまるところJCBが使えるところではアメックスもダイナースも(基本的に)使えるということです。

さて、本題のどうしてMastercardだけが決済不可能になったのかという点について考えていきたいと思います。
これに関しては手数料の問題とは考えづらいです。Mastercardは国際ブランドのライセンスを提供しているだけで直接加盟店の管理はしていません。そもそも国際ブランドが受け取る金額は決済手数料の中でも微々たるものです。

クレジットカードのコスト構造1(出典:経済産業省)
クレジットカードのコスト構造2

上記の表からも分かる通りだいたい決済手数料が3.25%としたとき、そのうち国際ブランドに支払われる部分は0.05%程度と割合としてはかなり小さいです。
まあ特定のコンテンツを取り扱う加盟店に対してめちゃくちゃ手数料を引き上げるよ!みたいなことは…国際ブランド側からはどうにもできないと思います(業種によって決済手数料が異なることはありますがそれは加盟店管理を行う会社のリスクに応じたものだと思われます)。

クレジットカード会社の成人向けコンテンツに対する制限

なんだかわりと最近の記事ですが、こういった指摘がされています。実際のところ成人向けコンテンツを提供する事業者に対して、合意の上、出演者の年齢に問題がないことを確認し、コンテンツの内容についても(国際ブランドの)ポリシーに違反していないものかどうか精査したうえで公開しなさい、みたいな感じらしいです(ガバガバだから自分で調べてみてください)。

今回はMastercardのみ決済不可ということで、Mastercardの意向が大きいのかな?という印象です。FANZAも結局のところDMMと切り離されているわけではないので一緒くたにされて使えなくなってしまったようですね。

今後どうやって支払えば……

ちょうどDMM JCBカードでキャンペーンを打ち始めました。

頻繁にやってるのかわかりませんがえらくいいタイミングですね。これを機にこちらのカードにするのも手かもしれません。少なくとも提携カードを発行しているのだからJCBが切ってくるということは、現時点ではなさそうです。
正直VISAにしたところで追従する流れになる可能性は否定できません。

「でも、PayPal決済であればMastercardでもVISAでも払えるのではないでしょうか(無能ボイス)」という指摘に対しては、PayPalが利用可能なFANZAのサービスを確認してみましょう。

利用者がそこそこいそうな(たぶん)同人では利用できないことがわかります。そもそもPayPalも例外ではなくアダルトコンテンツでの利用を制限されるかもしれません。

現状ではMastercardを除き、どれも問題なく利用可能ですが事業者の意向次第では今回のようになってしまうでしょう。

ぶっちゃけApplepayでnanacoにチャージしてDMMポイントのPOSA買えばいんじゃね?と思ったりしてますが……
「Applepayのnanacoは使えるカード少なすぎィ!自分使うのやめていいっすか?」という指摘に対してはMIXI M(旧6gram)通せばどうとでもなるだろ!と言っておきます。とはいうものの、いつ何がどうなるかわからないから今できることで凌いでいくしかありません……

まあぼくはFANZAどころかDMMサービスまったく利用してないからどうでもいいんですけどね……

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?