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10 温泉旅館にオフィス移転?!<佐賀・嬉野温泉>

昨日、NHKで温泉ワーケーションが取り上げられていました。

舞台は佐賀県の嬉野温泉。来年には西九州新幹線が開業して利便性の高まるこの町はワーケーションにかなり力を入れており、市内の公衆浴場の休憩室や足湯、公園などでもワーケーションスペースを設けているそうです。足湯につかりながら仕事ができるなんて最高ですね!

嬉野市|ワーケーション天国 嬉野市へ (ureshino.lg.jp)

嬉野温泉には2014年に宿泊したことがあります。
重曹泉といわれる泉質で、日本3大美肌の湯として謳われています。

なかでも画期的だったのが、東京のIT企業が嬉野温泉の旅館、「和多屋別荘」に支社まで作ってしまったというケース。旅館の一部を借り上げてしまい、そこに社員を派遣、業務を旅館で行うというものです。

【公式】和多屋別荘 - 佐賀県 嬉野温泉 川辺に佇む二万坪の温泉宿 (wataya.co.jp)


コロナ禍の影響で壊滅的な打撃を受けている観光業界。宿泊客の減った旅館にとっても企業がオフィスとして利用してくれるというのは渡りに船ではなかったでしょうか。

旅館の温泉は入り放題、旅館の食事は賄いを利用して300円で食べることができるそうです。純粋なワーケーションとは違うかもしれませんが、こんないい環境で仕事できるのならもう東京に帰りたくないと思ってしまいそうです。

もちろんただ佐賀にいるというだけではなく、地元の産品のPRのために一役買えないかと、あまりネット販売されてこなかった有田焼・伊万里焼などといった陶器の販売をITコンテンツに乗せるなどといった提案もして佐賀にいるメリットを存分に発揮しているとのこと。もともと嬉野茶を販売している縁で嬉野温泉に来たという事情があるとはいえ、東京にいたら出せなかったアイデアではないかと思います。

会社ごと来てしまうという例は特殊としても、個人で温泉地に旅行して、気に入った場所で楽しみながら仕事に打ち込むことができる。嬉野温泉の事例を参考にして、そんな環境が全国で整えられたらもっとワーケーションが一般化していくのではないかと思いました。

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