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米国赴任後一週間までに感じたこと

9月から、アメリカのサンフランシスコに赴任になりました。渡米後初めてのNote投稿。引き続きアウトプットも頑張っていこうと思います。余裕ができたら英語で記事書き始められるようになるといいな。赴任までの感情の変化の備忘録。


感傷に浸る暇もないぐらい忙しい渡米直前

赴任直前に1週間のインドネシア出張が入っており、インドネシアから帰国後東京から大阪へ移動、Visa面接、部屋の撤去、公的手続き、仕事の引き継ぎ、その中で壮行会の毎日。本当に立ち止まる余裕がなく、常に頭の中に何かが浮かんでいるような状態。こんな中でよく体調を崩さなかったなと思います。

特にVisaの面接といった公的な手続きは、一個間違えたら一撃必殺になりかねないので気が気でなかった記憶があります。面接で落とされたらどうしようと、面接対策を大阪のホテルで一夜漬けでやったのを覚えています。実際の面接は3分で終わる簡単なものでびっくり。頑張った意味よ!


会いたい時に会っておけばよかったなあという気持ち

渡米が決まってから、会いたい人に会う毎日を繰り返しました。わざわざ群馬から遊びに来てくれた友人もいました。本当にありがたい。

いざ会ってみて、一日遊んだ日の終わりに、「ああ、日本にいる間にもっと遊んでおけばよかったなあ」と感傷的になりました。日米の距離と比べたら、東京と群馬、東京と大阪なんてかなり近い距離。「宿代が勿体無い」とか考えていましたが、会えるうちにもっと会っておけば、と思いました。


「来週にはアメリカにいるのか」という不思議な感覚

いつものように出社をしますが、「来週にはアメリカにいるのか」「この日常ではなくなるのか」という不思議な感覚になったのを覚えています。不安と言われれば不安ではありましたが、非日常が始まることにワクワクしていたのを覚えています。

日本での仕事が日常化してきて、もっと学ぶ場を求めて海外赴任を希望しておりました。実際その身になると、心のどっかでは「今の平穏が続いてほしい」と思っている気がしています。人間だもの。

それでもきちんとこうして海外に来て、生活基盤を整えられているのは我ながらよく頑張ったな、としみじみ感じます。


意外な人からの寄せ書き

ありがたいことに、部署の先輩と同期が企画して、僕の周りの人から寄せ書きを集めてくれました。その人数総勢85人。部署の人、会社の人、読書サークルの人、と、同期が気を利かせて広く募集してくれていたようです。イケメンすぎる。

その中で嬉しかったのが、今まで一度も喋ったことのない他部署の課長さんから寄せ書きをいただいたこと。「あなたの人との接し方を見て、未来のリーダー像を思い浮かべずにはいられません」と、すごく嬉しい言葉を書いてくれました。ありがたい。


ピカピカな気持ちvs自分のできなさに絶望する気持ち

海外赴任だ!カッケェ!英語使ってゴリゴリ世界を羽ばたくぞ!!というピカピカな気持ちがある一方で、現地に来て英語が全く通じない&聞き取れない現実に打ちのめされる気持ちが共存します。部署移動なので、もちろん最初の一年は苦労するだろうなと思いながら、やはり辛いものは辛い。

とはいえ、心のどこかで、「いやなんとなくなるでしょう」と思えているのが自分的には嬉しい。この時に「もう無理、絶対無理」となっていない、未来の自分に対するなんとなくの信頼が持てているのはすごくいいことだなあと思いました。昔のように無駄に自信がなかった時期を思い返すと成長したなあと感じます。


なんか自由になった気分、なんでもやってやるぞ!

しばらくは家探しのためにホテルに泊まります。アメリカのホテルの中でこうして記事を書いている。わあ、なんとなくかっこいい、と小学生みたいなことを考えてしまいます。

アメリカは特にいろんな文化の人がいる地域なので、あんまり「当たり前」みたいなものがないように思えます。おかげで、何か間違えても「ごめん、わからなかった」と言えば教えてくれるし、許してくれる印象。ここで自由に羽ばたけたらどんなにいいことだろうか、と赴任して一週間で感じています。


なんだかんだ日本が恋しい、懐かしい気持ち

怒涛の数週間だったからだと思いますが、「日本で一人暮らししたあの家にはもう帰れないのか」と、すごく当たり前なことを遅れて感じます。家具もちょうど買い替えだったので捨ててしまいました。あのベッド、あのキッチンにはもう戻れないのか。と、引っ越し初心者すぎることを思います。

とはいえ、アメリカの中でも日本人が比較的多い地域に行くので、驚くほど日本製品があり安心。先進国で、困っても最悪どうにかなるのはすごく救い。


暮らすだけなら英語はいらない

「英語力がなくても旅行はできる」みたいなことはよく聞きますが、これは実は「住む」という意味でも同じなようです。もちろん引越し作業や家探しの場面で英語力は一定必要ですが、住み始めてしまうと最低限の英語しか使わなくなりそうです。「一人暮らししていると人と喋らなくなる」というのと同じですね。

赴任後の焦りとしては「英語力が上がらない!」ということや、「友達ができない!」ということ。なんだかんだ色々な理解って、対人との関係の中で深まったりすると思うんです。身近に友達を作って、ダラダラ話をしながら色々な理解を深められるようになりたい。


余裕ができるまでは寝るべし

赴任直後はとにかく新環境、新部署ということもあり「頑張るぞ!」という焦る気持ちも持ちつつ、怒涛の数週間ということもあり「流石に休みたい・・・」という心の声とが戦っていました。休日も「こういう時って街中を歩き回るべきなんだろうなぁ」と思いつつ、はっきり言ってやる気が全然出てこない。このままだったらどうしよう・・・と焦っていました。

ただ、泥のように寝て一定体力が回復してくれば、自然とやる気が溢れてきました。朝起きた時点でなんとなく「あ、今日は元気だ」とわかるレベルに回復。そうすると自然と「こういうことをやりたい」が溢れてきます。休むってだいじ。


せっかくの米国赴任。最高の数年だった!と胸を張れるように一生懸命頑張ろう。


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