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日記(2019/10/26)

同人誌を下さった方に『4拍子3小節で綴るいのち』をお送りした。この小冊子は、昔の寿命である50歳を前に、その時点で見える「誕生から死まで」を50の五七五で綴ってみたものだ。これを編集した頃は、歳時記に乗っている単語(季語)を入れて17音を整えれば俳句になると思っていたので、今読むと、定型有季を重んじる方には叱られそうなできである。それでも、久しぶりに開いてみて、これはこれでよいと思った。今、習得しようとしているスタイルがブリリアン・カットなら、ここに収めてあるのは掘りたての原石だ。そのままでは泥だらけだが、noteで知り合った方の絵や写真のおかげで、なんとか鑑賞に堪える作品になっている。さて、明日これを手にしたあの方は、どんな顔をなさるだろう。微笑んでくださるか、眉をひそめられるか。そして思う。遅くとも還暦までには、この小冊子の他に、今憧れている美しいカットの句集を編んでみたいと。

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