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仕事がみえる!難題が解決する!マンガでわかる看護管理

「仕事がみえる!難題が解決する!マンガでわかる看護管理」太田加世著(学研メディカル秀潤社)発売になりました!

漫画とイラスト担当させて頂いてます。漫画56Pも描きましたよ!
新人師長さん向けの実用書籍ですが、職場の現場リーダー的な立場の人なら看護に限らず参考になる内容ではないかなと思います。
(私も他業種でそういう立場になったことがあるので、その時の心境とかもほんのり思い出しつつ描いたりもしていました。)


実用漫画はとっつきやすく読みやすくわかりやすいようにという目的で制作されるものですが、今回は特にコロナ禍で大変な看護の現場の皆様の読むものだから、息抜きとして読めてしまう位楽しくわかりやすく、でも読み終わったら大事な部分はざっくり頭に入っているようなものをと思って頑張りました!

漫画はプロットと資料や解説等を頂いてネームから担当させて頂いていたのですが、一昨年まで父が入院していた病院の看護師さんやお世話になった施設の介護士さん、自宅に通って下さってたヘルパーさんの記憶やイメージがまだ新しかったので、その時見聞きした内容も感謝を込めてちょっとだけ反映させて頂きました。(ネームのその箇所を編集さんや著者様にも褒めて頂いたと伺って嬉しかったです。)
新人師長ケン子さん、カヨ先生はじめチームの面々の頑張りをぜひ読んで頂けたらと思います。(結構長い期間描いていたので、描き終わってケン子さん達とお別れするのが寂しかった!)


私の好きなポイントはいくつかあるのですが、ケン子さんの頼れる相談役としてカヨ先生が毎回ランプの精のようにコーヒーから登場するのですが、そのこと自体には特に驚きもなく当たり前のように話が進んでるのが面白いなと思っていました。笑
1年を通しての物語なのですが、病院内の描写がほとんどでケン子さん達はずっと半そでナース服なので、カヨ先生のお洋服が季節感を出せる数少ないアイテムだったので、そこもちょっとだけ注目してもらえると嬉しいです。
難しかったのは通常の漫画と綴じが逆、台詞も横書き、内枠のサイズも若干細めなので慣れるまで悪戦苦闘でした。
最後は縦書き戻れるかなという位慣れちゃいましたが。


以前漫画を担当させて頂いた学校の先生向けの本の時も思いましたが、自分が関わったことのないお仕事の漫画を描いていると、こういう問題に頭を悩ませて試行錯誤されている日常の人生もあるんだな、私もめぐり合わせが違ってこういう職業についてたらこういうテーマで日々悩んだり工夫したりしていたかもしれないと感慨深かったりします。(役者さんが役を演じてる時ってこういう感覚なんでしょうか?)
まあ、家族が入院してた際に痰の吸引の処置にビビりまくって直視できなかった私に看護のお仕事ができるとは到底思えないんですけども!てきぱきと冷静に処置して下さってた看護師さんを尊敬すると共に感謝感謝であります。

知らないジャンルの漫画を描くこと自体は全然問題ないのですけどね。
私でもわかるレベルまで落とし込めば読者様にも充分理解できると思うので、基準が掴みやすくてむしろやりやすいなと思う部分もあります。
ちなみに学校の先生向けの本はこちら↓


久しぶりの学研のお仕事、デビューが学研のちょっと変わった漫画雑誌だったので嬉しかったです。
(といっても全然別の編集部からのご依頼なのですが。)
こちらの編集部では漫画を扱うのは初めてとのことでしたが(このパターン多いです。カリキュラムマネジメントの本もそうだったし、広告漫画でも割とあります。)そういうお仕事もやりがいがありますし、任せて頂けて光栄です。
またいろんなジャンルの実用書籍も描いていきたいです。

ケン子さん、カヨ先生、チームの皆の頑張りをたくさんの人に読んで楽しんで頂けますように。そして業務のお役に立てれば幸いです!

頂いたサポートでパリ五輪観戦に1歩近付いたかもしれません\( *´ω`* )/