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和合の夏休み

コロナの影響で短縮された短い夏休みが終わり、先週から新学期が始まりました。短いけれども充実した夏休みを過ごしました。

7月の長雨でほとんど川遊びはできませんでしたが、8月に入って暑い日が続き、川の水の量もようやく落ち着いて、毎日のように川遊び!徒歩でこんなにもきれいな川に行けるのが和合っ子の大きな財産です。中高生のお兄ちゃんたちもゆうゆうと泳いでいて、飛び込み合戦。流れに身を任せたり、自然のプールは最高です。水はとっても冷たいので日向の岩に上って甲羅干ししたりして、30分も遊べばもう満足満足。今年も川遊びが堪能できて良かったです。

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夏休み開けても、まだまだ暑い日が続きます。学校が始まってすぐ、先生たちが川の授業を設けてくれました。学校からすぐ歩いて行けるところに川遊びスポットがあるなんとも贅沢な環境です。まだ学校に入る前の小さい子たちも連れて学校のみんなと川遊びに混ぜてもらいました。いつでも歓迎してくれる先生方には感謝です。にぎやかに川遊びを満喫させてもらいました。

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さて、夏休み前の地域のことを学ぶ授業では、ここ和合に伝わる「念仏踊り」のお話と練習をしました。南信州のこの地域には各地で伝統の祭りが残っていて、この和合の「念仏踊り」も国重要無形文化財に指定されているお祭りです。

「念仏踊り」は子どもたちも楽しみにしています。激しい太鼓と踊りは男の子たちの憧れ。中学生のお兄ちゃんが立派に舞う姿を見て、次は自分だとばかりに祭りとともに大きく育っていくのです。ただ若い世帯がほとんど他地域へ流出してしまう昨今は、移住組が担う役割も大きくなっています。山村留学組も大事なメンバー。校長先生、教頭先生も参加して下さいました。地域の伝統芸能に触れられる貴重な体験を得られることは、地域に受け入れられたようで山村留学生ながらとても嬉しいこと。ここで生まれ育ったわけではないけれども、一緒に伝統を繋いで行けることは大きな喜びです。篠笛もまだまだ全然吹けないし、盆踊りの唄も歌えないけれども、一緒にお祭りを味合わせてもらっています。

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写真は学校での練習風景とお寺での練習の様子です。夜の練習も子どもたちにとっては特別な夜のおでかけ。地域の方々との楽しい交流の時間でもあります。

さて、我が家はこの夏休みに大きな工作に挑戦しました。6月に我が家に迎えたヒヨコちゃん。家の中の段ボールハウスで飼っていたのですが、市販のエサが栄養豊富であっという間に育ってしまい、鶏小屋が必要に。そこで廃パレットをもらってきて、親子2人、不慣れなDIYを行いました。

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一か月前には娘のひざに乗っていたヒヨコもうちに来て2月も経つともうヒヨコと呼べない大きさ。現場合わせで作った小屋は不格好だけど段ボールハウスよりはよっぽど広いし快適。汗だくになりながら、蚊に刺されながら頑張ったことは、私たち親子にとって大きな自信と思い出になりました。

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ヒヨコたちも嬉しそう。製作に一週間!こんなときお父さんがいたら3日ぐらいで出来ちゃうんだろうなと思いながらも、パパがいたら自分でやってみる楽しみを味わえなかったかもと思うと、まぁ女二人暮らしだから出来た経験かなと前向きに捉えてみたり。必要に迫られてやることは大変だけど何事もよい経験。無事夏休みの間に完成してほっとしました。学校がお休みだとこうした家のなんやかやを子どもと一緒にできるのが嬉しい。一緒にお料理したり、ゆっくり好きなだけごろごろしたり。学校とはまた違った親子の時間を過ごせた夏休みでした。


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