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オンライン朝の会

全校生徒7名の超小規模校である我が小学校でも、長引く休校措置の対策の一つとしてオンライン活動が実験的に始まりました。月曜日の朝、パソコンの前で待機。先生から電話がかかってきてSkypeの会議室の招待があり、ドキドキしながらも入室。何しろ初めての取り組みで全員が集まることは叶いませんでしたが、自宅でのオンライン参加と、学校に直接行って先生たちと一緒に参加する児童もいたりして、みんなで顔を合わせることが出来ました。

校長先生のお話と、みんなで一人一人朝ごはんの発表としりとり。なんとか実験成功!オンラインの準備は大人がしてあげる必要がありましたが、Skypeのミュート機能の操作はすぐに覚えてしまって子どもの飲み込みの速さと適応力には感心します。先生たちも子どもたちの初めての体験にわくわくして取り組んでいる様子が見てて伝わってきました。大人も子供も一緒になってこうやって新しいことを作り上げていく面白さを体験できるなんて、まさにピンチはチャンスだなぁと思って見ていました。

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前にテレビで、授業はすべてオンライン、キャンパスがなく、世界各国を周って世界中の人々と文化と関わりながらリーダーを育成していく新しい大学の形を観たことがありますが、新しい教育の形はオンラインを取り入れていくのがスタンダードに成り行くのかなとふと感じました。私が大学生の時に広がり始めたインターネットは今や子どもたちにとっては当たり前の環境で、離れていても距離を誰とでも何処へでも繋がれるそんな時代。地域での関わりを土台としながら、子どもたちの世界はグローバルに広がっていくのかもしれません。私が子どもの時には世界について知れるチャンスはそれこそテレビの中だけでした。今やネットで知ろうと思えば何でも情報が引き出せます。これからの教育はネットの使い方、付き合い方も必須になってくるでしょう。大人も勉強、勉強です。私も最近は毎週のようにZOOMでリモート会議(という名のおしゃべり会?)。新しい時代の中での新しいコミュニケーション方法を学んでいるところです。

これからの時代は、それぞれの場所でそれぞれの役割を担いながら、直接会うことなく交流して新しいものを創り出すことが可能になり、想像もしていなかった世界が広がる予感がしています。このコロナ対策をきっかけに、一気に子どもたちのメディア教育が進み、この子たちが大人になった頃には、新しいネットワーク社会が出来上がっているのではないかなぁと想像するとわくわくします。

山村留学は都市とは離れて文化的な交流が薄くなってしまうのではないかという懸念が今まであったかもしれません。ネットワーク社会ではもうそんなこと問題にならないかもしれませんね。ネットにつながりさえすれば、田舎の山奥にいても世界中の文化と繋がれる。日々の暮らしは自然とともに、そして文化的な豊かさはネットで得られる。そんな山村での暮らしがもう実現しています。田舎暮らしと都市的な生活を両立できる新しい時代が到来しています。これは山村留学のニーズが増えちゃうなぁと、ひとりほくそ笑んでいます。こちらはネット環境は場所と通信会社を選べば不自由ありません。豊かな自然の中でゆったり暮らしながらリモートワークも可能です。山村留学のみならずご家族での移住もお待ちしています(^^)


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