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「眩耀の谷~舞い降りた新星~」「Ray-星の光線-」ライブ配信

ついに星組も始まりましたね。ライブ配信のあった日は東京の感染者数なんと427人!!どうか中止にならないことを祈ります。

ライブ配信で観劇したので感想を綴ります。

まずはお芝居。

「眩耀の谷~舞い降りた新星~」

あらすじ↓

紀元前の中国大陸に西の地からやってきた流浪の民“汶(ブン)族”は、彼らの神“瑠璃瑠(ルリル)”の使いに導かれ、豊かな自然と土壌を持つ“亜里(アリ)”という地にたどり着いた。そしてその地に「汶(ブン)」という小国を築きあげる。
紀元前800年頃、勢力を拡大する周の国は、汶族の首領・麻蘭(マラン)を征討し、汶を攻略。ここに汶族は周国の統治下に置かれる。その美しい亜里の地に、数々の戦の手柄を持ち麻蘭征伐の勇者と称えられる管武将軍と共に、新しく大夫となった丹礼真(タンレイシン)が赴く。志し熱く理想にもえる礼真は、敬愛する将軍から汶族の聖地と呼ばれる“眩耀の谷”の探索を命じられる。汶族の残党(麻蘭の手下)が潜んでいるというのが名目上だが、周国王宣王は、谷にある黄金が目的。そんなこととは露知らず礼真は、ある日神の使いの幻を追ううちに、一人の汶族の男と遭遇し、眩耀の谷を見つけることができる。しかしそこで出会った汶族の舞姫・瞳花(トウカ)とその男により、礼真の運命は思いもかけぬ方向に流されていく。母国を信じる礼真に待ち受ける試練とは、そして希望とは…。

観た感想、話が難しい、、、。話が分からなくなると嫌だったので、観る前にHPのあらすじを読んだけど全然分からなかった笑
全体的に「え~!!!」と驚くような展開が多かったのであらすじはぼかして書いてるんだと思いますが。

幕開きはみほちゃんの琵琶そして汶族の群舞から始まります。お芝居ショー共に感じたのは舞空瞳ちゃんのダンスが素晴らしいということ!何でも器用にできる彼女ですが特にダンスが際立ってました。

語り部みほちゃんの春崇ちゃん。私はみほちゃんの声が特に好きで、語る声がとっても心地よかったです。出番は思ったより少なかったけどなんといっても最後ですよね。それはネタバレになってしまうので最後に言います。

物語の人物は主に周国と汶族の二手に分かれます。丹礼真は眩耀の谷の探索を命じられます。汶族の残党討伐が目的ですが、それはあくまで名目上で本当は眩耀の谷に眠る黄金(話の中ではくがね)が目的で、、という話。丹礼真は組織に使われていたに過ぎなかったわけですよ。
 
 谷を探す途中で出会ったのは謎の男、瀬央ゆりあ氏。前回の龍の宮物語とは打って変わってテンション高めな感じ。そうそう、瀬央さんって本来こういう役が多かったなーと。龍の宮があまりに良かったので忘れていました。ふっと現れたかと思いきやふっと消える謎の男。こっちゃんと同期同士の絡みが微笑ましかったです。この男がまさかキーパーソンだとは全く想像していませんでした。笑 それも後々話しますね。
 
 丹礼真が憧れる周国の管武将軍は愛ちゃん。2番手羽根を背負い、正2番手なわけですが、役柄的には微妙な立ち位置でした。彼の人物像があまり描ききれていなくて、憧れるほどの人物か?と思ってしまった。しかも瞳花を妾にして、彼女との間に子供がいるという、、、!そこで一気にイメージダウン、、。愛ちゃんを2番手で推すなら瀬央さんと役を逆にした方が良かったんじゃないだろうかと思う。
 
 周国の王はこの公演で卒業する華形さん。もう星組子といっても過言ではない方。出番が多くあるわけではないですが、王の威厳がありました。
ショーでもバリバリ踊っていたので退団は惜しいですね。ちなみに王后を演じていたのが華雪りらちゃんでセリフは一言しかなかったけど美しさで際立っていました。

  汶族を谷に導いた神の使い、瑠璃瑠(鹿)は水乃ゆりちゃん。龍の宮を観てから密かに気になるゆりちゃん。鹿ということでどういうビジュアルで出るの?って思ってましたが美しい鹿でした。彼女もダンスがすごく得意なんですね。ショーでも目立ってました。鹿としてはあまり出番がなかったので残念ですね。
 

 丹礼真の部下、常に一緒の二人は天寿さんと大輝さん。天寿さんはここのところボスキャラみたいな役が多かったのでこの役どころは意外でした。上級生になるにつれてやっぱり年配の役が増えるんですが、天寿さんは見た目が少年のような方なのでこういった役は嬉しい!最後の裏切りはちょっとショックでしたけど、、、。大輝さんは登場から癒しキャラポジションで可愛い役でした。ラーメン食べてるの笑ってしまいました笑 彼はあの後どうしたんだろうか、、笑

 汶族の舞姫、ヒロイン瞳花は新トップ舞空瞳ちゃん。なかなか悲惨な運命を辿ってきたヒロインでしたね。お披露目からこの役どころってなんだか可哀相と思ってしまいました。常に眉間にシワを寄せた表情の舞空ちゃんを観るのは辛かった。最後はハッピーエンド?だったけれども。個人的には盲目の設定いるかな??と(^_^;) あと礼真と瞳花が惹かれあったのもあんまり良くわかりませんでした。なぜ瞳花は礼真を信じたのか、、、あんまり覚えていないので次はもう少しちゃんと見てみようと思います。舞空ちゃんは上手いから何でも似合うんだろうけど個人的にはこの役はしっくりこなかったかな~。かといってメラコリのフェリシアみたいな少女キャラも似合うわけではないし、、、。食聖のクリスティーナは良かったので強い女性が似合うと思う。エルアルコンは上演するのか分かりませんが、楽しみだな。
 

ネタバレになってしまいますが、えーーー!!っていう展開が多くて、純粋に驚きたい方はネタバレ無しで行くことをおすすめします。

以下ネタバレ↓




1つは瀬央さん演じる謎の男。なんと汶族の首領、麻蘭!
麻蘭は周国に討たれたのでつまり幽霊?というか妖精?(笑)で人じゃないんですよね。この設定、なかなか面白い。この謎の男、礼真意外には見えていないんですよね。伏線はあったけど、まさか王だとは気付けませんでした。ネットの意見を見ていると結構気付いていた人多いみたいですね。すごいなあ。このかなり重要な役を3番手?の瀬央さんが演じるというのは意外でしたね。2番手愛ちゃんよりだいぶ目立ってました。歌もまこっちゃんに負けず劣らず良かったです。


2つめはみほちゃん演じる春崇ちゃん。最後の最後に明かされる彼女の正体はなんと礼真と瞳花の娘!これはムラの時にうっかりネタバレを観てしまったゆえ、知ってたんですけど、何も知らずに観ていたら絶対に気づきませんでした笑 瀬央さんの謎の男より謎な女だったのではないでしょうか。
ラストの正体を明かすところは舞台のセンターに立ち高らかと「娘でございます!」と宣言するのですが、正体を知っていても
「うおおおおおおーーーーーーーーーー!!!」となりました。笑
みほちゃんも瀬央さん同様超重要人物でしたね。嬉しい。

それ以外にも瞳花が管武の妾だったり、天寿さん演じる慶梁の裏切りだったり、、、観に行く前はあまりネタバレを読みすぎないことをおすすめします。ただ、汶族と周国の関係性などはある程度理解してから行った方がいいかも、、、。ということでやっぱり劇団の解説あたりの理解で十分なのかも、、、。

つづいてショーの感想

「Ray-星の光線-」

 こっちゃんと同じく95期トップの柚香光ちゃんがいるにも関わらず、このタイトルにするか、、、?と思ってしまったRay。柚香光ちゃんは思いっきり「光」ですからね。そっかーあんまり感じたことなかったけどどちらも「レイ」なんですね。そういえば月城さんも「レイ」コさんだしね。

 このところ、雪組ばかり観ているのでお馴染みの中村一徳先生です。
中村先生のショーはとにかくいろんな生徒にスポットが当たっているので観ていて嬉しい。演出家によっては番手のついた生徒ばかりというのも少なくないので。

 中村先生といえば映像をふんだんに取り入れた演出が好きですよね。ファントムの時も映像が使われていて新しいなあと感じました。ファントムの時は結構賛否両論あったみたいですが、私はすごく楽しかったです。今回のRayも映像から始まります。映像ではこっちゃんの瞳が映りそこから本物のこっちゃんが登場するという、、、おしゃれな演出でした。

 プロローグはみんな黒と紫のダークな衣装。娘役さんはみんなショート縛りで新しい!みほちゃんのショートはタンヤンちゃんを思い出しました。可愛かった~。まこっちゃんと舞空ちゃんが踊れるからか、全体的に踊りが激しい!まこっちゃんのダンスなんて早くてキレキレすぎたので早送りかと思ったくらい笑
 プロローグの次は瀬央さんの場面。どういう場面だったのか分からなかったけど、、笑 まめちゃんとか水乃ゆりちゃんとかみんなダンスが上手で!勝手にダンス選抜場面なのかなーと。あやなさんが憧れるダンサー湊璃飛くんもいたので注目して観ちゃいました。
 天寿さんとはるこさんから始まる場面。この2人って同期ですよね?上級生の活躍は嬉しいですね。曲はアルゼンチンタンゴでよく聞く曲
「La Cumparsita」が使われていました。ガトボニで咲ちゃんが娘役さんを引き連れて歌っている曲ですね。

みんな白の衣装なんですけど、娘役さんは白いレギンスを履いております。中村先生って娘役さんにレギンス履かせるの好きなんですかね??笑
Music Revolution!!で履かせまくってたし、今回もなので。以前、きゃびぃさんが組レポ。でレギンスを脱ぐのが大変だというあゆみさんの声を紹介していたのでそれを読んでから娘役さんのレギンスを見るといたたまれない気持ちになります笑 見た目もあんまり良くないしね。

 次は愛ちゃんセンターの場面。ダークな雰囲気、ダークな衣装で大人っぽい場面です。男役さんの中で赤い衣装で踊るみほちゃんがかっこいい!!みほちゃんがこんなにバリバリ踊っているのを観るのは初めてです。あかさん愛ちゃんが大きいのでよりみほちゃんが際立ちます。前は宙組がデカいことで有名でしたが、星組は愛ちゃん、あかさんが来たことでかなり平均身長上がったんじゃないでしょうか?ぴーちゃん極美くんも大きいしね。

 お次はみんなチャイナっぽい衣装の場面。ここ、中詰なのか!と最後の最後で気付く笑
ここの衣装オシャレで好き。トップコンビだけ白?クリーム?色のお衣装なんですけど、刺繍がオシャレなんですよね。調べてみたら霊鳥の場面だったみたいです。そういえば、なんか手作り感のある鳥のセットがありましたね。この場面、お芝居と雰囲気相まってていいなあ。やっぱり星組は中国似合うよね(?)

  オリンピックの場面。言うまでもなく、TOKYO2020を見据えて作られた場面。延期になってしまった今見るとなんだか切ないですね。可愛いなあと思ったのがロケットの前に銀橋を渡る3人娘、ほのかちゃん、まめちゃん、瑠璃花夏ちゃん。ほのかちゃんがロケットとは意外でしたが。瑠璃花夏ちゃん本当にお顔がちっちゃくて細くて可愛かった〜!新公でみほちゃんのお役をしているとのことでお芝居も気になります。

 ショーもだんだんフィナーレに近づきます。ぴーちゃんがソロで銀橋を渡っているのを観て、MRの綾さんを思い出しました。ここでぴーちゃんが着てる衣装、すごく重厚感があって素敵。ぴーちゃんは先輩に押され、後輩に押されで今、正念場ですけど応援してますー!ぴーちゃんの後、かりんちゃんも同じ衣装で登場。いやー、かりんちゃん出世が早い。小顔でスラーっとしててかっこいいですよね。なぜかショーの間、紅さんに似てるなーと思いました。静止画だと似てないと思うんですが、なんか顔似てるんですよねー。

 その後はひっとんがピンクのドレスで登場。ひっとんはすごく可愛らしいのになぜかフリフリは似合わないなーと感じてしまった。彼女の持ち味ってなんだろう??やっぱり食聖のクリスティーナみたいな強い女性が似合うなー。いやなんでも可愛いけどね。

 で!このフィナーレで娘役の場面があるんです!はるこみほが娘役を引き連れて銀橋にバーーーっと並ぶんです!こういうの嬉しい!はるこみほ、ブルーがお似合い。ここの娘役衣装(はるこみほ以外)はファントムフィナーレの衣装?はるこみほだけ微妙に衣装が違います。やっぱりこの2人は星組にとって欠かせない娘役さんなんだなあと。劇団さんどうかこれからも大事にしてね。

 パレードはあかみほで降りてくるんですよね!みほちゃんはプロローグの金髪ショート!大人っぽくて色気があって最高に可愛い!ここの衣装はプロローグのロングバージョンなのかな??
瀬央さんは華形さんの前でしたね。みつるさん退団公演とはいえ、瀬央さん後ろでも良かった気が、、、?微妙な立ち位置ですね〜。

 この状況なので観れるか分かりませんが、9月に観劇予定があるのでまた詳しく綴りたいと思います。意外と覚えていないものですね、、、。