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現代における、書くことの意味

日記を始めて2日目です。

さっそく、目標が達成できないというか、たいして仕事の進展がない日だった気もするのですが、それでも何かアウトプットに向けて意識を集中することは出来たような気もします。

昨晩が遅かったので、今日はゆっくり目のスタート。午前のうちはメールチェックと、今日進めようと思っていた共同研究の申請書についての考えをまとめるための、頂いた申請書の再読によるチェック。自分の中で方向性が定まらないので、一度、お誘いくださった先生と直接お話ししようと思ったところで、お昼。

その後は、今月の定例会議。水曜は各種会議が多いのです。僕がいなくたってすすむのですが、ここで決定されることも多いので、聞くべきところはちゃんと聞いてますし、さまざま日程が決まれば、すぐさまカレンダーに書き込みます。同僚の先生とも一度にたくさん会えるので、ちょっとしたコミュニケーションの場にもなってる気がします。ご意見も伺えますし。

会議後は、マウスの世話をして、機材のチェックを少々。修理に出してる機械の代替機を使ってみました。正常なものの挙動を確認。今日の目標の1つは僕の筆頭の論文の執筆再開。ここ数年の仕事、ポスドク時からのメインのもので、自分にとっては大事な仕事。鹿児島に来る直前まで前のラボで実験していたものの、よりレベルの高い雑誌を目座すための勝負実験がうまくworkしていない(実験自体がうまく出来ていなくて仮説を検証する以前の問題)ということがわかってしまい、普通のJournalに出してしまおうと決めたのに、いまだ執筆の時間がとれていません。よくないです。もう、早く出してしまうことが肝要。文献管理ソフトのMendeleyのアップデートを怠っていたので、大学と自宅のiMac、MacBookの3台でアップデートしました。結果的に、今日はそれだけ。

音声解析は予定通り1音源分行いました。だいたい、45分くらいかかったでしょうか。解析とはいえ、音声シグナルを見ながら分析する作業で、6-7秒に1回はキーボードとトラッドパッドを叩いていて、運動機能を使っているので、音楽を聴きながら食後にやることにすると良いのかも。いまやっているのは、共同研究者に差し上げるためのもので、全体の13%くらい終了。あと1.5ヶ月でお届けできると良いなと思います。

午前に読んでいた申請書を書かれた先生が、僕の部屋まで来てくださり、少し議論しました。分野は全然違うのですが、概念的には繋がるところがあるはずで、何か形にしたいなと思いますし、このような分野を超えた議論ができるのは、人文学科に来た甲斐があるなと思います。

その間、他の先生からのメール送信があった事務的な確認事項を即レスで1件、もう1件即レスしようかと思ったものの、こちらはあえて少し書類を眺めて保留しました。あとから追加の連絡や要望がありそうで、むしろその要望のあとに処理した方が二度手間にならなそうに感じたからです。即レスも考えもの。

相変わらず、大した進捗はないものの、意識してアウトプットに近く癖が早くも付いてきた気がします。

「普通」の人がモノを書く意味

昨年度卒業した方からこんなtwitter DMを頂きました。

働くようになって、せんせいが日々つぶやかれてることがひしひしとわかるようになってきた今日この頃です·····
ブログめちゃ参考になりそうです
楽しみにしてます
いちツイ廃として心底応援しております·····共に頑張りましょう

分かりみが深くなってしまったのですね!

こんなことを言われたものですから、うっかり風呂に入ろうとした時に、ハタと気付いて、腕立てと腹筋を15回して、英語のシャドーイングを1章やりました。教材は高校生からつかっているもので、難しくないのですが、いまだちゃんと使えていないわけで、これを繰り返そうと思っています。5分くらいで10個くらいの文章を聞きながら、口パクで心の声でシャドーイングした後、もう1回自分で読みながら音読して、単語のチェックなどするだけです。全てのものの負荷を重くすると、結局続かないので、なるべく毎日やることを重視しましょう。

ところで、今日、いくぶんアウトプットぽいことができたとすれば、こちらの情報公開でしょうか。

前期の授業で学生さんや鹿児島市、市の事業委託を受けたみなさんと作った環境問題に関するフリーペーパーのPDF版をダウンロードして頂けるようになりました。この授業は、僕にとってのこれまでのライフワークを、授業にしてしまったようなものですが、それでも新しい試みではありました。授業の様子や経緯の説明は、学部や大学のHPに掲載しました。

学部HPのトップを見てもらうと、結構うちの学部(法文学部)は、アクティブに活動して記事更新されてるのがわかると思います。これは、HPが刷新されてから可視化されたもので、外部への情報発信・アピール以外にも、同僚の活動をよく知るキッカケにもなってる気がしています。良いことですね。昨今の大学は、様々な改革圧からいろいろな企画が突如持ち上がったり降ってきたりするのですが、そこで何かやらないと運営費を国からもらえないのでやらないわけにはいきません。しかし、絵に描いた餅でお金が取れてしまうと、現場はもう大変です。日頃から、同僚がどんな活動をしているかを知っていたり、アーカイブ化されていれば、良い事業企画やチームビルディングもしやすくなるでしょう。

ところで、これらの記事、プロのライターやインフルエンサーに委託できることは、ほとんどなくて、だいたい教員が自分で書いてます。もしくは、広報課の、以前は広報と関係ない部署にいたような事務職員の人が頑張ってHPの運営をしてくれていたり、広報誌のコーディネートをしています。インハウスでデザイナーやインフルエンサーを雇えればベストですが、昨今の大学にはお金がありません。有名人にSNSでの情報発信をお願いすると、数十の投稿でウンXX万円とかが相場でしょうか。そうなってくると、別に有名人でもない、市井の「普通」の人が、こういうことをやれる組織か否かで、状況は結構変わってくると思うんですよね。この先の公務員には、求められる力というか、こういうことが得意だと重宝されると思います。今回の大学HPに掲載してもらった記事の写真も、広報センターのインスタで使いたいというお話を頂いて、ちゃんとした写真をJudd.さんにとっておいてもらって良かったなと思うし、僕はこういうことで大学に貢献する方がよろしいな、と思います。

こういう感じのことが、一緒にフリーペーパー作った受講生のみんなにも伝わってると、これ幸い。よく、SNSとかブログを「偉くなってからやれば良い」とか、そういう類のお叱りで、若い人にマウントしてくる方がおられるのだが、有名だとか偉いとか、そういうことが問題ではないし、そんなこと言ってて目の前のツールを使えなくなるのは、もはやこの時代ではリスクだ、ということですね。

自分のことは、自分たちでやりましょう。自己責任論的な意味ではなくて、楽しさは自分たちで作れば良い、ということ。

今日も遅くなってしまいました。日々色々なことが突然あって、狼狽もするのですが、勤めて感情の浮き沈みを抑えて、日々のことを進めるというのが、大人になるということなのかなと、思います(ここ10年くらい)。とはいえ、浮き沈みは激しいのですが。




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