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山田店長おススメのジェラート


ビールの味にしても、ジェラートの味にしても、味の好みはやはり千差万別ですよね。タップスタンドにあるジェラートのショーケースは、6種類しか入らないとっても小さなショーケースです。
その6種類の中で、小さなお子さんからお年寄りの方まで、みんなに喜んでもらえるジェラートをご用意しています。

とある日のショーケース^^

TOSACOジェラートの定番中の定番であり、お店でも断トツ人気NO.1のジェラート「雪ヶ峰ジャージーミルク」は、みんなが大好きミルク味。
TOSACOの工場からわずか5分ほどの丘の上にある雪ヶ峰牧場では、放牧されたジャージー牛が飼育されています。

もうご存じの方もたくさんいらっしゃるかと思いますが、ビール造りの工程で必ず出るビール粕は、この雪ヶ峰牧場の牛たちの飼料として再利用してもらっています。
ブルワリーの立地によっては、産業廃棄物として処理しなくてはいけないビール粕ですが、TOSACOが位置する高知県香美市香北町は、第一次産業が盛んなこともあり、畑の土づくりや、お庭で飼っている鶏のえさにと、ビール粕を喜んでもらっていって下さる方々がたくさんいる恵まれた環境でもあるんです。
そんな風に地域と連携しながらモノづくりをしているTOSACOの取り組みにこれからも注目していてくださいね。

さて、今回は数あるTSOACOジェラートの中でも、特に私のお気に入りのジェラートをご紹介していきますね。


●「高木酒造 豊能梅の酒かす」

高知県香南市赤岡町にある高木酒造さんの純米大吟醸の酒粕をじっくり低温で熟成させた、「食べる酒粕」を使用しています。これは是非食べて頂きたい。酒粕が好きで、冷蔵庫に常備しているという様な方もいらっしゃると思います。でも私はそんな《酒粕大好き派》というわけでは全くないんですが、この酒粕ジェラートはきっとエンドレスで食べられます。

酒粕の風味が絶妙なバランスでミルクと溶け合っていて、酒粕スイーツがしっかり完成されています。
食べたら驚きますよ。酒粕好きな方はもちろん、ラムレーズンなどの洋酒が入ったスイーツなどがお好きな方にはぜひ一度食べて頂きたい一品です。

●「スタウトミルク」

さて、お次のジェラートは!
ビール屋さんのジェラートですから、ビールに使う原料を用いてジェラートはできないかと夫のマティアにオーダーしました。そこで生まれたのがこの「スタウトミルク」です。

スタウトとは黒ビールの事。TOSACOの黒ビール「黒糖スタウト」にも使われている麦芽を使用して味付けをしています。スタウトに使用される麦芽は、コーヒーの様に黒くなるまでしっかり焙煎されているので、とても香ばしい香りがするのが特徴です。だからスタウトビールもほのかにコーヒーの香りや、チョコレートの風味があるんですね。
そんな焦がし麦芽の風味をまとったスタウトミルクは、コーヒー牛乳の様な麦茶の様な素朴だけれども奥行のある風味が口の中に広がる美味しいジェラートです。スタウトミルクを求めるリピーターも続出しています。

●「ゆずとかやの実」

最後のおススメはこちら!
柚子と榧(かや)、どちらも香美市を代表する食材のひとつです。
また、こちらのジェラートは乳製品が一切使用されていないので、アレルギーをお持ちの方にも安心してお召し上がりいただけます。

榧の実はTOSACO代表格の選手でもある「かやの森ヘイジーエール」にも使用されている原料ですが、何とも爽やかな香りが特徴。まるでグレープフルーツの様な柑橘の風味の中に、森の空気を思わせる様な緑の香りがあります。そしてとーーーっても苦い!榧の香りを存分に楽しんで頂きたいと、実をたくさん入れると後から追いかけてくる苦みが邪魔をします。
配合のバランスに気をつけながら、何度か試作を重ね、完成しました。

榧(かや)の実
ゆず

華やかな柚子の風味と榧の緑の香りと、口にした後に残るビールの様なビターな後味はなんとも爽やかで、この暑い夏にはピッタリのジェラートです。ビールの様なほのかな苦みは少なからず残っていますが、お子さんでも食べて頂けるように仕上げていますので、是非試してみて下さいね。

●最後に

ビールと同様、ジェラートも様々な食材をジェラートという姿に変えて楽しむことができます。遠い存在の様で、実は似た要素をもつビールとジェラート。最近では、ビールを飲みながらジェラートを楽しむお客様もいらっしゃいます。

TOSACOだからできるモノづくり。
高知県のキラリと光るおいしい食材を、クラフトビールに、そしてジェラートに形を変えてお届けしていきます。
これからも楽しみにしていてくださいね!

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