たった2回の痙攣

先日はるの初七日を終えて、少し余裕ができたのでなんとなく。
まとまりのないつぶやきみたいなものです。

17歳と約半年。
大きい病気といえば歯周病で全抜歯、腎臓病初期ステージくらいで
天に旅立ったはる。
歯周病から内臓がだめになる、とは聞いていましたが旅立つ痙攣を起こした10月の血液検査でも先生に
「僕が診ている17歳の子の中で一番元気な血液(の数値)です!」
と言わしめるほどには健康優良児だったのだと思います。
実際血液検査はほぼ正常値でした。甲状腺だけアウトだったけど。

そんなはるが今年に入ってたった2回の痙攣で確実に寿命を縮め、
寝たきりになり、旅立ってしまいました。

歳も歳だったので、もういつ何があってもおかしくなかったとはいえ、
10月の痙攣さえなければきっとまだ生きてたと思います。
たらればですが。

5月に生まれて初めて痙攣を起こし、右前足が少し動かしづらくなり
10月の2回目の痙攣が群発も群発で、運動機能障害で前足が後ろに突っ張るようになり後ろ足はほぼ力が入らず寝たきりになり、認知症が一気に進み。
寝たきりになってちょうど一か月。旅立ってしまいました。

どんなに健康な数値を叩き出していても。
こんなにも無常なのかと。

よく見かける死の前兆、みたいなものも食欲ががくんと落ちただけ。
下痢、嘔吐最後までありませんでした。

だから私なんの覚悟もしてなかったんです。
旅立つ前週の木曜日、もしかしたらもう…みたいな感じになりましたが持ち直してくれたので、ここから回復していくと私は信じていました。
食欲なくなったけど、少ない量で栄養があるものを!なんて意気込んで甘酒買って。飲んでくれたのでこれで少しは栄養が回るかも、なーんてのんきに思ってました。

なので痙攣防止のてんかんの薬も張り切って1ヵ月分。
まあ、いただいた2日後に旅立ったんですけどね。

正直年内もつかな…っては思っていたところもありましたが、
こんなに早く旅立つなんて。
旅立った時は家に私だけだったので大パニックになって、
縋りついて泣きました。
なんで、朝ご飯食べたじゃない、あんなに吠えてたじゃない!!
って。
寝ていると思って何気なく体勢を変えてあげようと触った時になんの反応もなかった絶望は、忘れたいけど忘れられないんでしょう。
反応なくて抱き上げたときに首ががくってなったのも。

泣きながら仕事に行っていた母に電話しましたが、母は、正直もうだめかもな…ってなってたらしいです。
医療関係の仕事してるので、死が私より格段に身近なので
恐らくわかってしまっていたのかもしれません。

今頃は足も自由だし目も耳も歯も元通りだし、で
元気に駆け回っているんでしょう。
はるに実際会ってた友人達は口を揃えて
「はるのことだから走り回ってるよw」
と言われる程には、ねえ…

私には、後悔と罪悪感しかないです。
あの子に会えてよかった、とはまだ言えません。
いつか言えることを目標に、ひとまず生きていきたいです。

とりとめもなく、長文になってしまいましたがここまでお読みくださってありがとうございました。


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