当事者であるご利用者さんに「知的障害って何ですか?」と質問された時の話
お会いできて光栄です
けんです💡
今日もご利用者さんに登場していただきます🎉
Iさんとお呼びしましょう
Iさんの特徴
私よりも年下の女性です
軽度の知的障害があり、
感情のアップダウンが大きいのが特徴です
手先が非常に器用な反面、
長時間同じ作業を続けるのは得意ではない印象です
Iさんからの鋭い質問
ある日、Iさんに呼び止められました📢
あまり人に聞かれたくない話とのことだったので、
たまたま空いていた個室に移動しました
そこでタイトルにも書いた
「知的障害って何ですか?」
という質問をされました
ちょっと面食らってしまった私
ちなみにIさん自身は、自分に知的障害があることを知っています
また、難しい文章を理解することは苦手ですが、スマホを持っているため自分で情報収集することが可能です📱
私に質問したのも「スマホで調べたけど、難しい言葉がいっぱいでわからなかったから」とのことでした
新人研修などでガイダンスする場合には
「IQ50〜70くらいで、日常生活スキルには問題ないけれど…(以下略)」
といった教科書通りの説明をすると思うんですが、相手は当事者であるご利用者さんです
「あくまでも私の考えですが」と前置きした上で…
Iさんには
「自分の気持ちを伝えたり、相手の気持を知るのが得意ではない人」だと考えていると伝えました
少し考えた後、Iさんは納得した様子で部屋を後にしました
今思えばですが、Iさんは自分の言葉で伝えるのが苦手なタイプだったので、自分に置き換えて考えやすかったんだと思います
非常に気を遣うケースでしたが、同時に「当事者であるご利用者さんに、ご自身の障害について説明する」という私にとって非常に難しいと感じる状況を経験することができました🍀
Iさん、今でも時々私を呼び止めてくれます
「輪廻転生って何ですか?」
「全身麻酔の仕組みを教えて下さい」
鋭い質問はとどまるところを知りません😊
それでは今日はこの辺で
ありがとうございました
また会う日まで👋
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