ライター歴34年

 僕はライターとして34年間、さまざまな取材に関わってきました。そんなとき、週刊実話の編集長から官能小説を書くことを勧められました。10年以上連載を続け、短編ですが週に2本書くので1300本以上は書いているでしょう。取材よりも、今はこちらのほうが大好きになり、官能小説家という肩書きに喜びを感じています。
 
 一話はだいたい900字くらいで起承転結しなければならないので、かなり難しい仕事です。だからこそ、やりがいもあると感じています。最初は真面目に書いていましたが、戦争や不景気など世の中が暗くなってきたので、笑いを提供しようと思いました。それを支持してくださる読者がいたことに元気づけられて、励みになりました。

 いっしょに書いている柏木春人さんはとても才能のある作家で、尊敬する人です。これからも、連載が終わるまでは全力で書きたいです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?