ヤワなハートと三賀日


1月1日 月曜日

元旦の朝は、家族でお雑煮やおせちを食べた後、近所の神社まで散歩し初詣。小さな神社なので、元旦でも人は少なく、全く並ばずに参拝できる。御守りなどの販売も巫女さんではなく、町内会役員と思しきおじさんA・B・Cが交代で担当している。
早速今年の運勢を確かめるべく、おじさんAに声を掛けておみくじを買った。
社務所の奥には、正月特番を観ながらどん兵衛を啜るおじさんCが見える。おじさんBはというと、おじさんAの隣にいるものの、特に何もしている様子はない。このアットホーム過ぎる光景までも、なんか良いなぁと思ってしまう。平和の具現化って感じだ。
気になるおみくじの運勢は、可も不可もなしの小吉。恋愛の欄に「この人を逃すな」とあって少し安心する。

1月2日 火曜日

祖母と従兄弟家族が私の家に集まった。
祖母はとても痩せているので心配になるが、うちのソファでポテチやキャラメルポップコーンをパクパクつまんでいたのでほっとした。「ここの家には珍しいものが沢山あるわね」という発言におばあちゃんを感じた。
箱根駅伝では青山学院の原監督が、Perfumeファンの選手を鼓舞しようとして、間違えてずっとPUFFYと連呼していたらしい。
その話で笑った後、私の8歳下の従兄弟が「パフィーって誰やねん」と言った。

おみゆさん、あなたを迎えに来ました。ようこそ、「ジェネレーションギャップの上の方」の世界へ。
聖子ちゃんカットの天使のお告げを聞きながら、あれだよ、と私は必死に愛のしるしを口ずさんだ。
私のヤワなハートが痺れた。


1月3日 水曜日

この人を逃すな、と言われたその人(であってほしい)に会う。今年最初のデート。
いつも通り昼ごはんを食べ、テレビを観て、ダラダラして、夜ごはんを食べて終了。
折角の正月休みなので、今年の目標を発表してみたら、私に触発されたらしく、頑張りたいことを話してくれた。
やりたいことがたくさんある。未来のことを話し合える人がいる。その有り難さ、幸せを忘れたら駄目だ。この人を逃すな、とはそういう意味かなと思う。
崎陽軒のシウマイはやっぱり美味しい。

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