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”言葉”とは

先日、ある漫画家さんが亡くなられた報道を見ました。
文章を書いたり物語を考えたりする身としては、少なからず感じるものがあります。


あらためて「言葉」ってなんだろうなと考えました。
本当に伝えたいことがあっても、受け取る人の解釈で全く異なる意味に捉えられてしまう。たくさんの解釈が集まると、本音がどんどん埋もれていってしまう。

きっと、あの報道を見て何かしら感じるものがあったと思います。
私は誰が良いとか悪いとか、そういう話をするつもりはありません。


ただ、1つお伝えするとすれば「あなたの言葉の持つ力は、あなたが思っている以上に大きいものなのかもしれない」ということです。

個人差はあると思いますが、良いことよりも悪いことのほうが目に入りやすいし、受け取る気持ちも変わってきます。それがたとえ小さいものだとしても、それがたくさん集まれば花束にもなるし、凶器になります。

感情を表すのも言葉なくしてできないでしょう。
私も怒りや悲しみを言葉に書き出すことはあります。

ただ、その感情が誰かに届いたとき、相手はどんな気持ちになるでしょうか。嬉しいのか、悲しいのか、恐怖を覚えるのか。それは相手に届くまでわかりませんし、相手にしかわからないかもしれません。


しかし、相手の受け取るだろう感情や気持ちを想像することはできるはずです。「これを言われたら嫌かなあ」「こう伝えたらいいのかなあ」と試行錯誤しながら伝えたい思いが伝わるように言葉を紡ぐことができると思います。


”言葉”がどんな影響を自分や他者に与えるかは私にはわかりません。
ただ、分からないなりに、どんな気持ちを持って言葉を話したり書いたりするのがいいのか、もう少し考えてみようと思います。

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