よくある妊婦の話

今まで自然とあった集中力・大好きだった絵を描く事への執着がブッツリ途切れ、代わりに常に眠い状態が続いた。
10時間寝ても、早朝瞼が重くて上がらない。

やっかいな眠気と、マスクによる酸欠が障ると業務ミスは連続で発生した。頭を下げるたび、上司や同僚は「切り替えて次気をつけな」くらいでそしらぬ顔で接してくれるのが、怒られるより情けなかった。

職場のトイレは去年の夏から工事中。上の階にあるトイレへ向かう階段を上がる日常の動作に息切れする程体力も落ちた。
病院では通勤と仕事以外に毎日30分汗をかくよう指導され、丁度いい運動になっている。


多くは6カ月(22週頃)にようやくツワリが収まり嘔吐で減った体重を取り戻す。
けれどツワリが無い体質だった私は、毎月体重が3キロずつ順調に増加し7カ月にして+10キロも太ってしまった。

片道の通勤中ミスタードーナツ、数々の飲食店、デパ地下、コンビニ7件を通過、家の前はマクドナルド、とんかつ弁当屋、セブンイレブン。
お腹がすけば食べ物は簡単に補充できた。
今は後悔しかない

ところてん三杯酢を冷蔵庫に常備。
しかし酢は食欲増加の元になり余計お腹がすいてしまう。
おやつはリンゴ、ヨーグルト、便秘予防にノンカフェインの黒豆茶
週に3回は魚料理で具沢山の和食。
(いきなり毎日は食生活を変えれない)
8カ月を前に、今さら反省のダイエットを開始した。
なのに食べちゃうんだご飯2杯も!じゃがりごサラダ(ブーム)

体形の崩れ以外に、姿勢の悪さから腰痛、骨盤の痛み(歪んでるため)、顔面の肌荒れ、多量の抜け毛、歯茎の腫れと出血、起き上がると足がつる
などマイナートラブルがフルコースでやってきた。

夫はマタニティブルーの私に嫌な顔一つせず、話を聞いてくれたり
同居の母と鼎談しながら、メンタルが保たれている。
YouTubeで妊婦が食べていけないNG動画をみていたら
「こんなもの見てたらノイローゼになる!酒とタバコしなけりゃいい」
とあきれて取り上げてくれた感謝忘れない。

妊娠を期に、身近な人々の「知ってる」だけで「見えていなかった」一面を知り人間の難しさ面白さを体感した。
結婚8年目にしてようやく授かった念願の子宝。
妊娠中の事は、産まれたら忘れてしまう書く程でもないエピソードがたくさんある。
備忘録に、そして生まれた子に1冊だけ趣味の絵で「絵本」を送りたい時のネタにするのにnoteを書いてみました。







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