【詩】恋に落ちるとき
Cirさんの魔法の学校に寄せて
女は出会いを運命、前世からの約束と思う
男は出会いを魔法、この世の奇跡と思う
魔法使いの女と運命の男は、
互いの瞳をのぞきこみ、
恋を確信する
思いが通じ合えば、
女は運命が夢になり
夢よ覚めないで、と願う
男は魔法を信じたまま、
魔法よ解けないで、と願う
女と男の赤い糸は、
迷子になり、もつれ、
二人は赤い糸のもう一方の端が
どこにあるかもわからない
もう、ひとつしかない赤い糸なんて
どうでもいいのだ
覚めたら、別れしかない
解けたら、生きていけない
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