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発達心理を学ぶ。胎児~乳幼児期まで

今学んでいる事、自分のメモとして残しています。
読みにくい等があるかもしれませんが、伝えようとしてメモをしていないのでご了承ください。

胎児期の発達

胎児期の赤ちゃんと母親は環境を共有している為、妊娠から誕生まで母親が赤ちゃんに多くの影響を与える物がある。

赤ちゃんの脳は母胎内で急速に成長する

胎児期に脳の発達の為に必要な栄養素。
たんぱく質、脂肪、鉄、亜鉛、銅、ヨード、セレニウム、葉酸、ビタミンAなどが必要。
これらは、母親の食事を通して胎児の栄養となる。

その他にも、アルコールや薬物は胎児の脳に影響がある事が明らかになっている。妊娠中のアルコールの大量摂取は、胎児性アルコール症候群を引き起こす可能性がある。(主に顔の奇形、知的障害、成長の遅れ)

違法薬物もアルコールと同様に胎児にリスクを与える。また、喫煙により、胎児の酸素や栄養素のレベルに影響する事が明らかとなっている。

母体のストレスによる胎児への影響

①自然災害直後の胎児
 言語性、非言語性の知能の水準が下がった
②コルチゾールレベル(ストレスレベル)の測定
 レベルが高い人は鬱傾向がある。早産、低体重のリスクが上がる

早産の影響

・人の出生前発達は266日前後。
ちなみにネズミは20日、猫や犬は60日、サルは64日、像は645日、ゴリラは257日、チンパンジーは227日。
・38週の赤ちゃんの平均体重は3,150g。2,500g以下の赤ちゃんを低体重出生と分類する。超早期に生まれた赤ちゃんは、学習困難のリスクがあるとされている。
・25週目以前に生まれた子は満期産の子よりも全体的に遅れがある。
・学習障害については、満期産児の10%強が軽度障害、2%弱が重度障害。早産児は25%が軽度、23.55%が重度であった。超早産の子は言語能力が低く、特に文法と句読点の意味に課題を抱える。音の聞き取り、発声に苦手さを感じ、読みの学習に困難を生じる事がある。

新生児

動物は生まれてすぐに、自分で動く事が出来、食事が出来る。ではなぜ人間は未熟なままで誕生するのか。人は、長期にわたる未成熟な期間があるからこそ、学習と発達の期間がある。成長する家庭に最適な技術を磨いていく期間。

なぜ他の動物と比べて運動能力が発達せずに生まれる??

①全身長の25%にあたる大きな頭を持って生まれるから
②人間の移動の複雑だから。二足歩行は、高度なバランスと筋肉の協調と強さが必要。

ただ、生きる事に必要最低限の運動能力は持って生まれている。(反射)
・吸啜反射:母乳を飲むため
・把握反射:母親にしがみついて移動するため
・歩行反射:体や頭を支えられると足を動かし歩こうとする

運動発達の順番

頭部のコントロールから体全体に広がっていく。

①頭をあげる
②頭と胸をあげる
③頭と上半身を腕と手の力で持ち上げる
④四つ這い(ハイハイ)
⑤いざり這い(9か月頃)
⑥歩行(12か月頃)

特定の介入は運動発達に直接的影響が与えられる。

手のコントロール

①握りしめ:親指以外の4指を固定し巻き込むように物を掴む
②微細把握:親指と人差し指で摘まむような動き

目の前の物に興味を持ち、手を伸ばし取ろうとする行動を目的に向けられた到達行為という。生後3~4か月に出現。1歳頃までの間により正確になり、15か月頃までには到達行為が出来るようになる。

聴覚、嗅覚、味覚、視覚

■視覚能力
誕生後も発達。新生児は21cmの距離に焦点があっている。これは抱っこした時の大人との顔の距離がだいたい21cmである事と関係していると考えられている。

■聴覚
誕生時から、完全な状態で働いている。耳は中から外に発達。18週頃には成人と同じ形態になる。そのため、母体の中にいた時に聞いていた音楽や読み聞かせを聞くと、安心する研究結果が出ている。

■嗅覚
新生児にとって非常に重要。母親の嗅ぎ分けが出来ている。

■味覚
甘い味を好み、酸っぱい味には嫌悪を示す。無味の水<甘い味、塩味はあまり好まない。生後数か月で塩への体制が出来て、塩味の水>無味の水となっていく。


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