欺瞞も正直もどっちもキモい──『ナミビアの砂漠』感想走り書き
「現代を生きる女性の等身大の肖像〈ポートレート〉」みたいな宣伝文句がいろんなところで謳われていて、確か予告編でも「今まで描かれなかった令和の女のリアル」みたいなことを言っていた気がするけれど、これはすごく変だ。だって普通いないでしょ、あんなむちゃくちゃな人。あれが令和の女性のポートレートだって言われて、本物の令和の女性は自分ごとに置き換えられるんだろうか。
一方で山中瑶子監督自身は「言っちゃいけないことなんて何もないんだよっていうメッセージ」みたいに言っていたと思う。これ