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犬居のオヌヌメ映画4選

こんにちは。
僕いぬいは映画が好きです。
落ち込んだって映画があればギリセーフです。

今日は最近見た映画からオヌヌメを紹介します。

1.ミッドサマー

はいなんかすみません。
ミーハーと思われても仕方ないですが、ホントにすごかった。

画面に映るすべてに意味があり、
村人の一つ一つの所作に至るまで、
監督のとてつもないこだわりと美学が詰まってた。

劇場から出る時、あるカップルが「意味がわかった?私わかんなかった」って言ってましたが、
「この映画は意味がわかった・わからなかった」の部類ではないと思いました。

この映画は「感じられれば十分」な映画。
「わからないことが気持ちいい」って思える人がグッとくる系かも。

んで、「こんなわかりにくくて美しい映画をよく売らしたな」って思った。
手法や方法論がすごいから注目されたけど、その中身はわかりにくい。
「この映画はサカナクションやな」と思いました。

劇場スクリーンの隣に非常時に光る電信板があって「集中できるかな?」って思ってたけど、もうスクリーンにくぎ付けでした。

架空に存在するこの村の習わしは異質で違和感ばかりだけど、それをわからないものをわかりたいとする自分の本能を感じられた。しらんけど。
HPに完全解説ページがあって期待してみたけど、うんちでした。
ギタリストのエフェクターヲタ解説みたいになってた。
そういうのが知りたかったんじゃねぇ。だから僕はもう一回劇場に足運んでこの目で感じにいこうと思います。

2.アルカディア

正直、あんまり有名な映画じゃない、
が衝撃を受けた映画。
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10年前にカルト集団ともいわれる村“アルカディア”から逃げてきたジャスティスとアーロンの兄弟は、街の暮らしになじめずにいた。ある日、アルカディアから彼らに1本のビデオテープが届く。兄弟は村を訪れるが、温かく迎えてくれた住人たちの外見は10年前と変わっていなかった。彼らは、次々と不可解な出来事に遭遇する。
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というストーリー。

この映画の感動したところは、ミッドサマーと違って「普通」が漂ていたこと。主人公も村人もみんな普通の兄ちゃんねぇちゃん。
だけど初めから確実にどこか狂っていて、先が読めなかった。

この映画ではミッドサマーに引き続き、
絶対唯一の神の存在があり、それを畏怖しつつ人々は生きている。
そういういわゆるキリスト教の世界観ってのは、正直日本人の僕からするといつも異質で新鮮だ。

SFスリラーのジャンルだけど、普通と普通じゃないのバランスが7:3くらいに感じてよかった。主人公の兄弟は、役名じゃなくて本名で役を演じたらしい。
それが「なんかリアルだな」ってところに繋がったのかなぁ。しらんけど。

3.ラスト・エクソシズム

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牧師のコットン(パトリック・ファビアン)は悪魔払いを何度も行ってきて、地元では有名人。しかし、実は悪魔の存在を信じておらず、儀式自体をある種のショーと考えており、実際には何の効果もない詐欺行為を繰り返していた。そのことを暴露しようと考えていたコットンはエクソシズムの真実を追うドキュメンタリー映画に協力することにし、悪魔が取りついているという少女ネル(アシュリー・ベル)に、いつものように偽のエクソシズムを行うが、想定外の恐ろしい超常現象が起こり……。
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ここまで来るとわかると思うけど、僕は信仰・宗教映画が好きです。

自分と別軸の常識を持つ人々や集団の営みの一部始終をみれるのが楽しい。海外旅行みたいな感じ。
邦画はあんまり見ない。日常からトリップできないから(僕はヤってません)。

牧師がエクソシズムを詐欺行為だということを暴こうとする。
まず設定がおもろい。設定だけでもうご飯食べれる。

悪魔払いということでSFモノだけど、
CGがあんまり使われてないのが、地味に素晴らしいところ。


4.愛の渦

邦楽は見ないって言っておきながら、逆にご紹介。
犬居邦画ランキング1.2位を争うくらいの作品。
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フリーター、女子大生、サラリーマン、OL、保育士など、ごく普通の人々が六本木のマンションの一室に集まり、毎夜繰り広げる乱交パーティに明け暮れる姿を通して、性欲やそれに伴う感情に振り回される人間の本質やせつなさを描き出していく。
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門脇麦がラストになるにつれ可愛くなっていくのは、本当にゾクっとする。
深津 絵里。上野樹里。二階堂ふみ。
たった2時間の中、その役のストーリー性を余すことなく表現できる、もはや脚本を食っちまう俳優はどんな人生送ってきたんだろうと思う。

前張り先生こと池松壮亮のマジニート演技も迫真。
この人普段どんな生活してるんだろう。
居出立ちだけで、この役のバックグラウンドが見えてくる。物凄い。


脚本のあらましは日本によくあるエロメロドラマだけど、
不思議とエロくない。

舞台は乱交パーティ。
だけど映像の撮りかたなのか、ソリッドな「純愛」って言葉が似合うのが制作の妙。で、妙ってなんなんですか?

愛の渦と共に「娼年」っていう映画とよく挙げられるけど、
あの映画と違ってエロを無意味にしていないのがよかった。

エロに意味があって、しかもその先に目的がある。
エロを餌にしていない映画。オヌヌメです。


ちなみに他に邦画では「羊の木」「悪人」が衝撃でした。
でも「ウォーターボーイズ」もいつ見ても胸アツですね。

以上いぬいのオヌヌメ映画4選。
サイコ・サスペンス・ホラー・スリラーが好き。
だけど、グロ映画スクラップ映画は苦手。

これわかってくれる人は、僕の映画友達。



パラサイト 半地下の家族 見に行くか迷うなぁ


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