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そうだ、ウッドデッキを作ろう 〜きっかけ編〜

工房移転先となる小屋は4畳半の板の間と、6畳の和室の二間からなる。
この小屋は木工作業場とし、寝泊りや炊事などは全てお庭に張ったテントでするつもりであった。

部屋が少し薄気味悪いという理由もある。

しかし、6畳の和室の床下を修理する際に古いタタミをどかすと、それまで感じていた薄気味悪さが少し和らいだ。

床を直して合板を敷いて掃除すると、さらに和らいだ。

草むしりを終えたある日の夕方、お庭にテントを張るのをやめて和室で寝る事にした。

そうと決まれば、薪ストーブを縁側に設置せねばなるまい。

別に電気も通ってない暗闇の部屋で寝るのが怖かったからとかいう理由なんかじゃないんだから。
少しでも暖かい方がいいと思っただけなんだから。

夕闇迫るなか、ありあわせの材料をかき集めてストーブの土台を作る。

そして合板を敷いた和室に小さいテントを張ると、これがなかなか快適ではないか。

テントのジッパーを開けたまま横向きに寝転び、薪ストーブの揺らめく炎を見つめる贅沢である。

そうして朝を迎える。

そして私は決めた。
縁側の先に薪ストーブを楽しむためのウッドデッキを作ろうと。

つづく

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京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。父は職人歴50年のガンコ者。絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。僕はアウトドア漆器ブランド「erakko」を立上げ活動しています。https://erakko.jp/