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ア◯ルトビデオが教えてくれたこと 〜二拠点の記録〜

私にはお気に入りの田舎がある。
大学生の頃から10年以上にわたってしょっちゅう散歩したり夕陽を眺めるために訪れてきた。
その町へはバイクでも片道1時間以上かかる。

去年も春から夏にかけて週に2~3度は来てた。
そこで思った。

「行ったり来たりする時間を考えると、もう住めばいいのではないか」と。

お金は無いけど、先にこういうのを決めてしまえば後から仕事がついてくるのではないかとも思って物件探しに乗り出す。

「そういえばこの地域の近くに住んでいるという人と去年の夏に知り合ったな。」
と思い出し早速連絡をしてみた。

「コレコレこんな物件で、予算はこんな感じで探しています。
なにか情報があれば教えていただけると助かります。」

すると、「ピッタリの物件がうちの集落にあります!」と返信があるではないか。

物件の見学もしていない状態であるが、その連絡をもらった時点で私の心はほぼ決まっていた。
こういうのは選び出すとキリがないのだろうと、ある経験から学びとっていたからだ。

それは、いわゆるAとVのアルファベットから成る動画が教えてくれた。
そのことは多くの男性が共感してくれるのではないかと思う。

時代は便利になったもので、いまやスマホで気軽にAとVの動画が閲覧できる。
たくさん選べるというのは嬉しい事なのだが、しかし使い方によってはいい事ばかりでもない。

「キミに決めた!」と一本目に選んだ動画では飽き足らず、「もっとフィニッシュにふさわしい動画があるのではないか?」と、欲を出してもう一本、また次の一本と動画をハシゴする。

通常であればフィニッシュにふさわしい内容であっても、それまでに却下してきた数と費やした時間が増えるにつれてその合格ラインは引き上げられ、いつまで経ってもゴールテープを切れなくなるという悪循環に陥る。

そうやってモタモタしているうちに◯◯タマが痛みだすという結果を招いてしまうということが往々にしてある。

行き着く答えはいつも同じで、「最初の一本が充分に合格ラインを超えていた。」となるのだ。

その教えに従い、私はご縁のあった物件を見る前に、「キミに決めた!」と早々に物件探しを切り上げた。

そうして辿り着いた物件を見学する日がやってきた。

つづく

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シャッチョさん!アリガト!
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京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。父は職人歴50年のガンコ者。絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。僕はアウトドア漆器ブランド「erakko」を立上げ活動しています。https://erakko.jp/