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シックイ、セイコウ

古くなってポロポロ落ちてくる汚らしい和室の砂壁を漆喰に塗り替える計画。

その1回目は手を抜いて下地をしなかった事により派手に失敗した。
砂は混じるわ、デコボコになるわ、砂壁からアクが出てきて表面は黄色くなるわでイイトコ無しであった。

しかもその作業を終えたのは深夜2時を過ぎており、全てが徒労に終わったと思うと絶望的な気分になった。

その翌週、気を取り直してイチからやり直しに着手する。

1日目は養生やマスキングをして柱や床を保護する。
そして、下地シーラーで失敗した漆喰の表面を固めてしまう。

これをしなければ、失敗した1回目の時のように塗りつけた漆喰の水分が一瞬で奪われて伸ばせなくなるのだ。

2日目に大小合わせて12面ほどの壁面を全て漆喰で塗り直した。

するとどうだ。
小汚い和室が、白くて明るい部屋に変貌したではないか。

最近はレコードプレーヤーを持ち込み、漁ってきた中古レコードをかけるのが楽しみである。

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若手職人の絶望日記

みなさまのご支援で伝統の技が未来に、いや、僕の生活に希望が生まれます。

今のがスキ・オブ・ザ・イヤー
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京都で漆と木工の仕事をしている脱サラ職人。父は職人歴50年のガンコ者。絶望的な経済状況の中でおもしろおかしく生きていこうとする、希望にあふれた職人の生きざまをご覧あれ。僕はアウトドア漆器ブランド「erakko」を立上げ活動しています。https://erakko.jp/