職人の日常雑記

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そしてジャガイモ餅へ その1

私が後にジャガイモ餅へと作り替える20kgものジャガイモを購入したことには、"バナ" という人物が関係している。

私は2月17日から3人の知人達と北海道に行っていた。
行き先は、年に2回は訪れないと気が済まなくなってきた「雪月花廊」という廃校を利用したゲストハウスである。

レンタカー代を割り勘して費用を抑えるべく、「真冬の北海道で薪ストーブを楽しむ会」なるものを企画したところ、幸いにも同行

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あんたが大将
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川勝先生との対談

このまえの日曜日、心の師匠たる川勝五大先生と久々の対談を行った。

敬愛する川勝先生。
昨年の夏、仕事の打ち上げとしてバーベキューに誘ってくださった川勝先生。
そのバーベキューが内輪ファミリーだらけで独身男にはひどく居心地が悪く、気がついたら私は車のハンドルを握って帰途についていた。

そんな私に文句を言わず交流を続けてくださる川勝先生。

ちなみに川勝家では一回の食事で味付けのりを3枚以上

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愛されるよりも愛したい。マジで。
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フランス人、来たる

事のはじまりは今年の2月に送られてきた一通の電子メールであった。

フランスの学生を名乗る人物から届いたそのメールには、大まかに以下のようなことが記されていた。

「私はフランス、パリにあるエコールブール工芸学校に通う学生です。
塗装技術を先行しており、日本の漆塗りにも興味があります。
半年くらいインターンシップを希望します。」

いきなりやな!と思ったが、特に断る理由もなく、話のネタにでもなれば

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もうあなたのいる方に足を向けて寝られません。
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明の鉄筋相談 完結編

閉店間際の手作り市にやってきたロシア風美人が僕の心に小さな風穴を空けて去っていった。
といってもそれは、ヤクルトをちまちま飲むときに楊枝の先で空ける程度の穴だ。

そこから吹く隙間風に一抹の寂しさを覚えたなどということでは決してない。
すべてはK氏への戦勝報告のために、バーベキューへと招待しておけばよかったという後悔の気持ちからくるものである。

しかし私は確信していた。
きっと彼女は上賀茂神社の

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愛されるよりも愛したい。マジで。
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明の鉄筋相談 パート3

初めてのナンパは平和的な幕切れであったが、去る10月15日に出店した手作り市で思わぬ出会いがあった。

店じまいを始めようと椅子から腰を上げた夕方頃に、一人の女性がやってきた。
ブロンドヘアーをスッキリと後ろで一つに束ねたシンプルさがよく似合う、整った顔立ちのいわゆる「ロシア美人」という感じの子だった。
スタイルはいいが、まだ少しだけ残るあどけなさや服装からすると、ハタチ過ぎの大学生といった感じか

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もうあなたのいる方に足を向けて寝られません。
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明の鉄筋相談 パート1

誤解の無いようはじめに申し上げておく。
私は硬派であると。

大阪の会社に勤めていた時などは、月に1度は上司数名にスナックに連れていかれた。
そして、「若いヤツから歌え。」と最初のマイクを押し付けられていた私は、いつも決まって尾崎豊氏の"15の夜"を歌っていたほどの硬派なのだ。

会が中盤から後半に差しかかるあたりで再びマイクが回ってきたらば、同じく尾崎豊氏の"I LOVE YOU"を歌っていたほ

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明日、あなたにいいことが起こる気がする。
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バースデーキャンプ

31歳を迎えた日の朝、目が覚めてスマホの画面を見ると時刻は午前5時40分と表示されていた。

「あ、寝坊や、、、」

この日、京都の某有名な手作り市に出店の予定だったのだが、とにかく朝が早い。
そしてこの市はごくごく控えめに言って、なんとも京都らしい手作り市である。

会場での出店場所は運営側の指定ではない。
午前6時に鳴らされるホイッスルと同時に、「早いもの勝ち」という原始的な土地争いが繰り広げ

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今のがスキ・オブ・ザ・イヤー
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「旅感」をもとめて パート1

先日、関西空港から飛行機で北海道に行った。
3か月前にも訪れた喜茂別という町にある廃校の宿に4泊5日で滞在するためである。

小4からキャッチボールや野球遊びを楽しんできた宿の長男君もいまや中学3年生。

来年には遠くの高校で寮生活を送ることが濃厚らしく、そうなれば私は誰と野球で真剣勝負を楽しめばいいのか。
彼が遠くに行く前にと、6月に訪問したばかりの宿へふたたび向かった次第である。
もっとも、

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もうあなたのいる方に足を向けて寝られません。
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明日、あなたにいいことが起こる気がする。
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水平思考

先日の月曜日はKさんの頼みによって、昼前から車で運輸局へ行ってきた。
友人から譲渡される車の名義変更をするらしい。

Kさんとは大学時代にしていた牛丼屋の夜勤バイトの先輩で、年は私の4つ上である。
文字通りいくつもの夜をともに越えてきた人物である。

運輸局での待ち時間を利用してクイズをする事にした。
ただのなぞなぞではつまらないので、「水平思考を鍛えるクイズ」という、いかにも自己啓発臭の漂う

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今のがスキ・オブ・ザ・イヤー
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