マルチ商法をおちょくっていたら、とんでもなく危険な集団の真相に迫ることになった話 ~事業家集団(秋葉原)編⑦~

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今回の体験をベースにした小説:マルチ商法女と戦っていたら、もっととんでもないものと戦うことになってしまった件

Uが事業家集団の構成員であると確信した僕は、奴を問い詰める会を企画し、運良く協力者を見つけられたのだった。その二人がこちら。

・Aさん(女性):今回のカモ(失礼!)役を申し出てくれた、主体的行動力に溢れる素晴らしい女性。ベンチャー企業に勤務する女子で、見た目は穏やかだがめちゃめちゃ頭がキレる。今回は素晴らしい演技をして下さった。
・Bさん(男性):僕より10歳ほど歳上の男性で、威圧感を与えつつ質問攻めにする役をかって出て下さった。共産趣味者で話がとても面白く、また投資で得たお金で大学に入り直し、大学院まで進んだという努力家。

この素晴らしい二人に協力頂けた僕は本当に幸せ者である。打ち合わせをしたところ、シナリオは前回書いたもので行けそうだったので、まずはUをおびき出すことにした。Aさんを「起業に興味を持っている女子」ということにし、UにLINEを送ったところ、すぐに反応があり候補日が出てきた。それにしてもU、僕がブチ切れた事件の後に、僕が何度呼び出してもシカトぶっこいてたんですけどね。

あれれー?おかしいなー??そこの期間だけめっちゃ忙しかったのかな???

カモを紹介されるとなると速攻で返信するとはねえ、分かりやすい男ですね!!

イラッとしながらもここは抑え、Aさん、Bさんと日程を調整。某日の18:30開始で予定を押さえた。

個室居酒屋で詰めたいと思っていたので、とりあえず飲み屋でと切り出したところ、Uからはカフェの打診が。事業家集団の人はいつもこうで、絶対に飲み会にしようとはしない。自己投資で金を吸い取られてるので、できるだけ安く上げたいんだろう。それは分かるが、せっかく人を紹介してもらえるという時にケチるなよ。

とはいえ、ここで逃げられてもつまらないので仕方なくカフェにすることに。一瞬ベローチェが頭に浮かんだが、仲間を呼ばれても困ると思い、こちらで有無を言わさずカフェを予約。これでお膳立ては整った。

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○最終決戦、開始!

さて、何とか調整した最終決戦だが、開始までにもう一波乱があった。
上のLINEの通り、最初は18時30分で確認していたのだが……

こちらが「18時30分からで予約しました」というと、一旦OKしたあと「あ、やっぱり18時で。」と連絡が来る。

仕方なく再調整し、18時に予約を変更したら、今度は当日に「30分遅れます^^;」と連絡が……

タイムマネジメント力ゼロか!!

と思ったものの、ここもぐっとこらえ、Aさんと秋葉原の某カフェで待つことに。L字型のソファ席を確保し、打ち合わせをしながらUの到着を待つ。ソファ席を選んだのは、僕とBさんでUを挟み、逃げられないようにするためである。

Aさんと待つこと20分、わざとらしく謝りながらUが登場。あくまでもにこやかに迎え、彼女を「起業や経営を目指している人の話を色々聞いている」という設定で紹介する。ここは相手を安心させるフェーズである。

ここではAさんが良い質問をしてくださり、「素晴らしい師匠に出会った」とか「土日も勉強している、色々な経営者に会っている」とか「起業した店に来てくれる仲間を集める活動がメイン」などといった、事業家集団を思わせる発言を引き出すことができた(さすがに自己投資までは話さなかったが)。Uは完全に安心しきっており、カモが来たと嬉しそうだったので、そろそろかと思い、机の下でスマホを開いて「Bさん、そろそろお願いします。」とメッセージを送信。

数分してBさんが登場したが……

共産趣味者のBさん、イベント帰りだったのか人民服で登場www

これは事前にUには伝えていない。突然現れた人民服の年長者にUは目を白黒させていたが、ここで僕は「僕が尊敬している投資家のBさんです、Uさんに興味があるというので呼んでおいたんですよ!」と満面の笑みで紹介。Uが面食らっている間にBさんと僕でUを挟み、逃げられないようにガッチリ確保。

さあ!パーティーの始まりだぜ!!

to be continued...

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