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痛みがあってこそ回復がある「回復する人間」(文学ラジオ紹介本)

文学ラジオ第28回の紹介本。

「回復する人間」
ハン・ガン 著
斎藤真理子 訳
白水社

2021年最初の作品紹介は韓国を代表する作家ハン・ガンの短編集「回復する人間」です。ラジオで最初に作品紹介したのも同作者の「ギリシャ語の時間」で、ダイチもミエも好きな作家です。番組では表題「回復する人間」と「火とかげ」について話しています。収録されている短編はどれも素晴らしく、順風満帆な人生にはほど遠い人たちの〈傷と回復〉を描いています。

本書のあらすじ
李箱(イサン)文学賞、マン・ブッカー国際賞受賞作家による珠玉の短篇集。大切な人の死や自らの病、家族との不和など、痛みを抱え絶望の淵でうずくまる人間が一筋の光を見出し、ふたたび静かに歩みだす姿を描く。
『菜食主義者』でアジア人初のマン・ブッカー国際賞を受賞し、『すべての、白いものたちの』も同賞の最終候補になった韓国の作家ハン・ガン。本書は、作家が32歳から42歳という脂の乗った時期に発表された7篇を収録した、日本では初の短篇集。

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