アルジェリア・カフェびたり紀行1
青い地中海と広大なサハラ砂漠。多くの人にとってのアルジェリアのイメージかも知れない。
私も実際にアルジェリアに行くまでは、そんな印象を持っていた。しかし、そんなステレオタイプで語りつくせるほど、ヤワな国ではない。実に奥が深いところだ。
まず、カフェの紹介をしたい。
1830年から百数十年間、フランスの植民地だったこともあり、アルジェリアのカフェは、かなりフランスの影響を受けている。コーヒーといって出てくるのはエスプレッソ。トルコ・コーヒーは・・・あまりみかけなかった。
食もフランスの影響は濃い。
フランス式のバゲットやクロワッサン。ホテルの朝食はカフェオレを飲むのが定番だった。
ホテルの朝食だったから、かも知れないが、サラダもフランスっぽい。フランスの影響が色濃いとはいえ、もちろん、北アフリカ独自の食文化もある。
ひきわり小麦が原料のクスクス。これぞ北アフリカ、という料理だ。
こんなマグロのグリルは、フランス風、というべきなのか。地中海マグロだろうが、とても美味だった。
北アフリカの先住民ベルベル人が多く暮らすカビリ地方は、牛肉が名産らしく、豪快な串焼きにありついた。これもフランス風、といえばフランス風なのだろうか。
魚介類をシンプルに調理したものも多い。アルジェリアの人々は昔から地中海の恵みとともに暮らしてきたのだろう。
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