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人生を変えてくれたエスプレッソとの出会い

私はカフェが好きだ。
コーヒーが好きだ。
カフェラテが好きだ。

そう、エスプレッソが大好きだ。
初めて美味しいエスプレッソを飲んだ日のことは
鮮明に覚えているし、
あの日を境に、もっともっと知りたい!
私の好きなこと、学びたいことなんだ!って感じた。

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2012年3月@渋谷の小川珈琲さんオフィスにて

ここに行き着くまで約3年

自分でコーヒーを選んで飲み始めたのは
きっと高校3年生。

受験勉強の場所として、家では集中できない私は
ドトールに入り浸るためカフェラテを頼み続けた。
沢山の砂糖を入れて、毎日のようにカフェに通った。

そして、大学受験を終え晴れて大学生になった私は新宿のカフェでアルバイトを始める。

土日はもちろん、平日も常にお客様が並んでいる人気店で
想像していたカフェのイメージとはかけ離れた忙しさだった。

初めてのアルバイト、仕事のできる先輩、忙しそうな社員さん
ひっきりなしに来店してくれるお客様。。。

慣れない環境で唯一、一瞬気を緩めることができるのは
バックヤードにお皿を下げに行ってから、またフロアに戻るほんの10秒〜30秒の間。

まかないとして、飲み物(アイスコーヒー、アイスティー、アイスカフェラテ)を1杯頼めてそれを休憩がない日は水分補給として飲みながら仕事をしていた。

毎回頼んでいたのは「アイスカフェラテ」
ただ、砂糖はもちろんないし(入れても良いけど、デシャップに頼みに行く時間もない)ほろ苦いアイスラテを流し込むように飲んで仕事に向かう。

たまに、先輩と一緒にガムシロップを入れることができる。
ただ、お店のエスプレッソマシーンはマニュアルタイプで
本格的なラテが入れられるため、チェーン店のオートマシーンのものよりも
遥かに美味しかった。

そんなアルバイトを続けるうちにできる仕事が増えてきて
大学3年生になった頃からついにエスプレッソマシーンを触れるようになった。

今ほど街中にコーヒーショップが多くなかった時代。
(岡田バリスタ、澤田バリスタがまだバリバリ店舗でコーヒーを入れられてた頃)

なんとなく、エスプレッソの入れ方を学び、なんとなくのカフェラテを提供していた。
少しずつ、「楽しいな。」とかもっと他のアートも描いてみたいなとか思っていた3年生の冬頃

アルバイト先の主婦さんが、独立してカフェを開くことになったと話を聞く。

なんとなく、大学卒業までに「もう一つバイトしたいな」とか「お店のできる過程が知りたい」と思ってオープニングスタッフとして働きたいと申し出たところ、快く迎えてくださった。

オーナーになるその主婦さんは、実はとてもコーヒーが大好きで。
オープンするお店はもちろんコーヒーにも力を入れるようだった。

ドリップコーヒーはもちろん、エスプレッソも、フレンチプレスも、エアロプレスも・・・。

そして、一緒にエスプレッソ用の豆を選びに行こう。と誘ってくださり
小川珈琲に足を運んだ。

スペシャリティコーヒーとの出会いだった。

担当してくださったTさんは、その日本当に沢山の豆からエスプレッソを飲ませてくれた。

ベリーとか、柑橘とか、ナッツとか…
香ばしいとか、酸味がとか…初めて説明してもらった全てが新鮮で

そして、全てが美味しかった。
エスプレッソ=苦いものというイメージが180度変わった瞬間だった。

その日を境に
私は独学でコーヒーを勉強し、アルバイト先のカフェの本社講習に参加し、
社内のバリスタコンテストにも挑戦するようになった。

アルバイト先で就職することを決めた。
入社後は一貫して、コーヒーを知りたいという学びを貫き通し
会社代表として社外大会にも出場する機会をいただいた。

休みの日にはカフェやコーヒーショップを3件はしごする生活。
そんな生活を7年続けた。


私のエスプレッソとの出会い

チェーン店でのカフェラテ、アルバイト先、そして小川珈琲での
利用者としてのエスプレッソ体験を、第1章

カフェ店員としての社会人生活、社外大会への出場、休日のカフェ巡り(市場調査)という、提供者として経験を、第2章

そして、カフェを退社し
名古屋に引っ越し、知らない街で過ごす中で
一番コーヒーに触れる機会は、圧倒的に家が増えた。

カフェに訪れても、その場で楽しむだけだけで家庭用に豆を買ったことはなかったが、
今は様々な豆を購入し家で美味しい入れ方を楽しんでいる。

(家で飲まなかったのに、コーヒー好きなことは友人たちも知っていて
ミルも、ドリッパーも珈琲に関わるものは沢山プレゼントでもらっていた。名古屋に来て実は初めて使った。)

家にはマシーンがないので
ドリップで飲んでばかりだから、プロの淹れるお店の味には、まだ近づかないけど

改めて、コーヒーは奥深い。
沢山知りたい。

今、家で過ごすことが求められる中
自分が好きなものに囲まれることで、幸せを感じることができる。

様々なことが規制される中、身近にコーヒーがあって
本当によかった。

そうしみじみと、振り返ることができた
日曜の午後でした。


とりとめもない、つらつらと書いた文章を
ここまで読んでくださってありがとうございました。

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