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ライバルは映画館

ここ数ヶ月行なっている「交流屋」。

今のところ上手くいっている方かと思う。笑いに包まれることもあれば、けっこう真面目な話になることもある。世代や業種のちがう人たちと気軽に打ち解けられる場はカフェならではないかと自負している。(私は余計なことばかり言ってタメになるような話はしていない)

現在、参加費は1時間半(ほとんどの会が2時間近く延長になっている)で2000円。これは高いのだろうか?安いのだろうか?

この価格は映画館で映画を1本観る価格と同じくらいだと思っている。
コーヒーと焼き菓子は付いているものの、映画館で映画を観て過ごすよりは楽しいと思えるものにしないと継続はむずかしいのではないかと考えているのだ。つまり、私のライバルはブラピだったり、ジョニデなのだ。

そこで今回は「映画を観るより交流屋は魅了的ですよ」というアピールをしたいと思う。
これを読んで魅力的だと感じたら、ぜひご参加を検討していただきたい。いや、魅力的と感じなかった場合も私の言語化能力が低いだけなので参加していただきたい。(本当に魅力的なのだ!)

交流屋の魅力その① 「双方向型」


映画はどんなおもしろい作品であれ、情報の流れは一方向だ。感情移入しすぎて切ない場面で「やめろー!やめてくれー!」とか叫んじゃう人がいるかもしれないが、そんな人は例外だし、映画の人物がそれを聞き入れて本当にやめてくれることはない。
それに比べて交流屋はお互いの話を聞きながら流れが変わっていく。あるエピソードに触発されて「そういえば私も・・」みたいなことはよくあるのだ。
テーマを決めて話をするわけではないので、盛り上がっていれば話が横滑りしていっても全然問題ないのである。参加者が4人もいれば何かしらおもしろい話を聞くことができるし、自分の話を喜んで聞いてもらえることもある。何を話すかより、コミュニケーションを重視しているのだ。
私はこの場で新しい情報を仕入れて、日頃のカフェ営業で他のお客さんに話たりしている。お金をいただいたうえ、情報までいただくという何ともセコイことをやっているのだ。

交流屋の魅力その② 「どんな話になるかわからない」


映画は詳細な内容は観るまでわからないが、サスペンスやコメディなどある程度どんなジャンルか把握したうえで観に行くはずだ。コメディだと思って観にいったらメチャクチャ怖いホラー映画だったという人がいれば、情報収集能力に問題があると考えたほうがよい。
それに比べて交流屋はテーマを設けていないので、興味がわくところから話を展開させるようにしている。こう聞くと、「自分は人に喜んでもらえるようなネタを持っていない」と感じられるかもしれないが、興味のわくポイントは話している本人は案外普通のことと思っていることだったりするのだ。私の場合は「このネタはウケる」と思って話した場合、だいたいスベっている。最近では「スベるのでは・・」と、一瞬躊躇してしゃべるのでさらにスベりやすくなっている。

交流屋の魅力その③ 「終わったあとも続いていく」


映画の見所はラストシーンだろう。伏線を回収するどんでん返しがあったり、ハッピーエンドで感動したり。たまに次回作を匂わすような終わり方もあるが、興行的なお金の匂いがするのは私だけだろうか?
それに比べて交流屋はひとつのきっかけであり、今後への発展を含んでいる。またお店で偶然あって話す可能性もあるし、興味がある人同士ならSNSを交換して情報をやりとりすることもできる。最後に盛り上がってSNSの交換をしているときに「コラソンもフォローしてね」とさりげなくいっているのだが、あまり聞こえていないようだ。
このように近すぎず遠すぎずの距離感を保った人間関係があることは良いことなのではないかと思っている。私はこれを「茶飲み友達」と呼んでいるが、できれば茶ではなくコーヒーであってほしいと経営上望んでいる。なに?私の方がよっぽどお金の匂いがする?


まとめ

このように映画の良さは認めつつ、交流屋にはまた違った良さがあるのだ。いずれにせよ、「おもしろかった」や「楽しかった」という印象を残さないと次に繋がっていかないので、毎回無い頭を(髪の毛がという意味ではない)フル回転させながら挑んでいる。
最近ではスターバックスの「サードプレイス」に対抗して、「もうひとつのコミュニティ作り」と説明している。「サードプレイス」が家でも職場でもない第3の居場所なら、交流屋の目的は家族でも職場の人間関係でも友人でもない「もうひとつのコミュニティ(茶飲み友達)」という人との関わり方だと考えている。
どうせなら「サード〇〇」のようにまとめたかったが、4つ目だったので上手くいかず残念である。

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