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ライブハウスに行ってみて感じた創作意欲とLOVEについて -感情と文化の対価は評価じゃない。

結果最高論。

何気なく感じたことから、偶然が積み重なって出会うということはよくあることで、自分が思い込みすぎない程度の方が結果、よかったりもする。

最近感じることは、「意気込みすぎず、なんとなくだるいけど行ってみる」といいものに出会うことが多い。

そんな気分で、ライブハウスに行ってみました。

もともと、ライブは人よりも行っている方なのではないかと思うけれど、海外アーティストの来日公演や、国内アーティストでも単独公演に行くことが多く、

フェス以外では、「対バン」的に複数のアーティストが出るライブハウスに行くことに慣れていなかった。

理由は、純粋に機会がなかったのと、生粋の「予定計画をまずはしたい人間」なので、何時に終わるか目処がつかない不安感がある。

というか、不安というのは語弊があるのかもしれない・・・。

前にも書いたことがあるけれど、「喫茶店で時間潰せない人」なので、何かしていないとダメなのです。

じゃあ、お目当て以外に出るバンド見ていればいいじゃん。と言われるかもしれないけれど、人混みが苦手。自由に出入りしたい。などなど、わがままな条件が揃う自分としては、

昔、大学の頃に下北のライブハウスで窒息死するのではないかというくらいの人の詰め具合で、トイレも行けず、ドリンクも飲めずただその場に立ちながら2時間待ち続ける。思い出から若干遠ざけてしまっていたのではないかと思う。

で、じゃあなんで今日行ったんだよ!ってことになるのだけど、自分の趣味の1つに「インディーズバンド棚卸し作業」というものがあります。

本当に、稀にやります。新宿のタワレコに行き、まとまった時間が取れる時に、視聴機を端から聴いていき、CDを買います。先物買いをしたいとかでもなく、なんというか、やりたいのです。

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(丸っと買います。ごく一部です)

最近、していたのですよ。そこで、大阪、高槻のFISHBORNというバンドの「瞬き」というCDを見つけまして、聴いたら、1曲めの出音で「これは好き」と感じてしまい、速攻で直近で見れるライブを探して予約をしてしまったのです。

正確には、売り切れていたので、「ライブに行けば音源買えるかも」が正解です。

(翌日寄ったら売っていたので結局はタワレコで買った)

もちろん、いくつかバンドが出ることは予想していました。そして、当日。昼間の用事で疲れながらそろそろと渋谷は並木橋交差点を通過し、渋谷CLUB CRAWLに向かいました。もちろん初めてです。

入るまで何回かウロウロして、少しだけ、入らない理由を探したんですけど、行きました。

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看板を見たら、思ったよりもたくさん出演者がいる!!! 時間配分などわからない自分は戸惑ったんですけど、それなりにドリンクも交換できて、それなりに居心地よくてライブを見ました。

ここで衝撃が起きました。平理央さんという弾き語りのシンガーでした。自分の片思いのエピソードのそれぞれの局面が終わると、作曲しているみたいで、エピソードが「これから自分でそんな日があるのか・・・」と真剣に悩むくらいよかった。

曲がめっちゃいいってのもあるんだけど、そんなにいい曲を書かせた「まいまい」、どれだけいい女なんだよ!と素直に思うんですね。深川麻衣だったらもっと最高。

「好きな人のことを想って曲を作る」っていいと思うんですよ。気持ち悪いとか言われても、バカにされてもいいと思うんですよ。

自分だって、高校時代のめちゃくちゃイケてる彼女に「もっとイケてる人が見つかったから別れたい」と言われた悔しさで今、ディレクターしているようなもんです(もちろん、お客様の笑顔が第一です)。

こういうの、笑う人って自分の時間に凹凸がないから悔しいんだろ!くらいに思っていて、例えばなんだけど、「いい歳して好きな人の事を考えて創作するとか気持ち悪いから」とか言っている人に限って、

「どんなに仕事で嫌なことがあっても眠っている子供の姿を見たら頑張れる。それが原動力です!」って言うんですよ。

よーく要素分解してみて。

「好きな人のことを考えるモチベーションで創作する。辛いことがあってもその出来事を思い出すと頑張れる。」

「辛いことも子供の寝顔を見たら明日も頑張れるデキリーマンの俺」

同じじゃね?と思うんですけど、自分、何か間違っていますでしょうか。

その辺、「お金に換算できるかどうか」だとか「社会に貢献しているかどうか」で換算しても意味ないんで。

あの場にいたお客さんがその時間楽しいと思って、誰かに話したいと思って、それを共有して話が広がったら同じくらい価値があると思うのですよ。

で、話はずれたんですけど、他のバンドもめっちゃ良くて。と言うか、あまりにも現場で見ていない自分と思うくらい飛び込んできたんですね。

音と感情と思いと本気さと熱量が。

slow motionはとにかくギターがかき鳴らされるたびにドキっとしたし、クロノマップはアレンジとリズムとギターの音のバランス感に「純粋に自由に好きにこの人たちが作り続ける作品を追い続けたい」と思ったし、

「この人たち多分ブレないんだろうな」と思ったし、Marry meと言う神戸のバンドは1つ1つの圧と気持ちが飛び込んできてよくわかんないまま泣きそうになったし、最後のFISHBORNは「楽しくやっていそうが一番みんな幸せになるんじゃないかなー」と感じつつ。

共通することは「本気で伝えたいことがある人たちはめちゃくちゃ強い」でした。

多分、今仕事したりすると、ライフワークとライスワークとか時々全力ばかりだと死んでしまう可能性もあるので、たまーにゆるくやったりもするけれど、それがダメなのではなくて、「ちゃんとブレずに向き合う」とどんな形でも伝わるところには伝わるんだろうな。

と思い出したのです。

もしかしたら、たまに手慣れたりして、物事を流したりしていたかもしれないので。

「向き合うべきものに向き合う」ことを思い出しただけで行ってよかったなーと思ったのでした。

で、また多分話はずれているんですけど、ライブハウスは面白かった。サポートのバンドがトリまでの流れをちゃんと持っていくし、みんなで公演しつつも自己主張している感じがよかった!

またたまにふらっと寄席に行っているみたいに立ち寄って見て、知らない発見していきたいなーと思いました。

でも一番言いたいのはどんなことでもモチベーションになる理由で創作できればいいですね。と思いました。

感情と文化の対価は評価と地位ではないな。とだけは言えるのでしょう。

と偶然でも足と興味は広げるもんですなと思っただけです。

帰り道に見た、経済社会を貼り付けておきますね!

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