見出し画像

ワーケーションと言いたかっただけ←

どうでもいい時間を過ごしています。

少し、やることが多くて、一通り終わったところでのんびりとしたいのですが、いや、しているんですけど、スケジューラーのアラームと無縁の時間がいかに必要なのかと実感しています。

この間の話。

適当に本を駅で買い、思い立って電車に乗ることが好きです。
過去にお付き合いした方は大体めんどくさそうに見ているのだけど、そういうものです。自分は。

3週間くらい前ですか。朝一で奈良に行こうと思い立って、宿を予約して、意気込んで寝ました。それは布団は暖かかった。

だって、翌日の夜は大好きな古都、奈良なのだから。

朝、空腹で目が覚めました。

僕はよせばいいのに、中国人向けの食材屋で買った、辛いラーメンを茹でました。沸騰したお湯で煮込むので、温度は80度近いはず。

タオルを持たずに器を手にしたところ、あまりの熱さに、こぼしました。

在宅勤務という社会背景の都合、ダイニングテーブルはそもそもオフィスのような形になっているため、PC。スマートフォン、その他紙資料が置いてあります。

赤く染まりました。

真紅です。

辛いラーメンは、火鍋のスープです。
ラー油の中に麺が入っているようなものなので、ほぼ油です。

あまりの展開に、スローモーションのような時間位なりましたが、我に帰り、ありったけのタオルで拭きまいた。正確には、吸いました。

吸ったところで、油は強い。昔、固めるテンプルという食用油をシンクに流さずに、固めてゴミ箱に捨てるためのキッチン用品が売っていて、
テレビCMに憧れて子供のおもちゃのように使ったことがありますが、子供心に感じていた、「油分」そのものが卓上を支配していました。

スマートフォン、PC。洗うしかないのかと洗いました。

今、少し気づいたんですけど、真紅に染まった光景を考え込んで、キッチンに捨てる。

真紅をTHINKしてシンクに捨てる。ラップみたいですね。
ラップもキッチン用品ですね。語感的には。今気がつきました。

話を当日に戻すと、もう、延長コードも何もかも全部ダメっぽいんですね。

で、このまま新幹線乗るか?迷ったんですよ。

結論としては、スマホを交換しました。とりあえず。水は問題ないけれど、油はね。と携帯屋のお姉さんに言われました。
2.5次元の舞台を見に行くことが趣味だそうで、最近はあまり行けていないので、そろそろ解禁するらしいです。
あと、古着、好きらしい。

i phoneは12から13になりました。アプリを全てDLしている間に思いました。

そろそろ奈良だったな。

そうだね。そもそもその日、東大寺と唐招提寺に行くつもりだったよね。

それで温泉に入って、喫茶店で読書でもするつもりだったんでしょうね。

とりあえず、古書を並べて運営している書棚のメンテナンスをしながら、スタッフと談笑していると、「増田に見てほしい日本の景色」という謎プレゼンが始まりました。

日本にはまだ知らない綺麗な景色がたくさんあるなぁなんて完成間近のzineのサンプルを眺めながら見ていたら、とりあえず、とりあえずですよ。財布にある程度お金を入れて、東京駅まで行ってみようと思いました。

(スタッフの方には「いや、羽田だろ」と言われたんですけど、駅弁の方が魅力的でした)

東京駅、何も考えないと選択肢しかないんですよ。
熱海、東北、九州、北陸、伊豆、鎌倉、千葉、大阪、京都。日本じゃん。

崎陽軒のシウマイ弁当を買いました。
寄席でお弁当を食べることが許されていた頃、毎回食べていたら好きになりました。

とりあえず、弁当確保。次は本。構内の書店で、適当な「丁寧な暮らし」系のエッセイを買いました。

これからの行動と真逆です。それはそれは暮らしについての綺麗な文章が並んでいましたよ。

丁寧か。

ふと、思いました。丁寧な時間を過ごすにはどうしたらいいのか。

古都に行こう。そこから先は会える人次第で考えよう。と思い、東海道新幹線に乗りました。

それ、予定通りじゃん。

すでに夕方になっていたので、僕はただ寝るだけの時間よりも人に会い、何か人間的な食事をしたいので、間に合う場所まで行きました。

京都です。タイムアップ。

会いたかった人に連絡したら「待っています」と言うので、間に合うか賭けに出ました。

結果、京都駅からタクシーを拾うことで間に合いました。すでに丁寧さを欠いています。

うっかり宿前に書店に立ち寄ってしまったので、手持ちのトートバッグはもう、本だらけになりました。これからレコードも増えるでしょう。服も買うでしょう。

でも、本を買いました。

楽しい時間はあっという間です。もう、寝なければいけません。

書店で買った丁寧な暮らし系の本を読みながら、ホテルに向かい、なんとアイスバーがあり、湯上がりにアイスが食べ放題という宿を満喫した後に、
ふかふかのベットで丁寧な暮らし系のエッセイを読みながら寝ました。

翌朝、京都を回りました。

一年前にも来ていたんですね。京都。同僚と京都グラフィーを巡りながらできたばかりのzineの第一号を人に見せて歩くという時間から、
ちょうど1年だったんですね。

で、今年も京都グラフィーに行く事にしました。

かっこよかったですね。

高い朝食を食べて、二条城に行って、写真見て、美術館行って、展示見て、また写真見て、喫茶店でそれっぽい写真撮影して、
大阪に向かいました。

前日、何かライブをみようと思って、「大阪 見れる ライブ」と検索したら、Indigo la Endのライブがありました。
曲、知らないんですけど、川谷絵音に間違いはないだろうと、梅田で道に迷いながらチェックインしたホテルから大阪城に向かい、
野外音楽堂の芝生に寝転びながら、ライブを聴きました。

帰り道、ジャズバンドが路上ライブをしているので、大阪の友達に、「すぐ行くように!」と連絡して、寝ました。

翌朝、ホテルのロビーに友達が迎えに来てくれていました。僕は寝坊しました。
文句ひとつ言わずに友達は本を読んでいました。

そして、また1人、また1人と大阪の友が現れて、適当にレコード屋に行き、服を見て、ご飯を食べて、適当にライブハウスに入りました。

知らないバンドを端から見ていくと言う時間を過ごした後、心斎橋の喫茶店に行きました。

そこには、1人で店をきりもりしているおばあちゃんが果物をくれたりしました。

「奈良に行きたい」と言ったところ、最大限の親切心が働いたのか、奈良の親戚に「今、店に来ているお客さんを泊められないか」と電話してくれました。断られました。

でも、僕は宿をすでに予約していたのです。親切心に抵抗する気もなかったのでたくさん飲み物を注文しました。

最終電車に近い時間になり、いいかげん奈良に行きました。

雨、土砂降りで、靴もズボンも濡れて、でも、タクシーはいなくて、ぐちゃぐちゃな状態で宿に入りました。

翌日は驚くような広い奈良の空の下、歩いたのですが、そこから後はお会いした人たちに話した通りです。
魔法のような旅でした。

写真は一気に並べます。気になったら個別に聞いてください。

画像1

画像2

画像3

画像4

画像5

画像6

画像7

画像8

画像9

画像10

画像11

画像12

画像13

画像14

画像15

画像16

画像17

画像18

画像19

画像20

画像21

【Special Thanks:この関西5日間でお世話になったもの】

本当に人の素晴らしさに触れましたね。この世は美しい。

hoka booksさん

京都のタクシー運転手の方々

三浦くん

康夫さん

まさよ

Alffo Records

東大寺

清涼寺

唐招提寺

街中のスタバ

ギャオス(キックの先生)

珈琲 山居の人たち

Indigo La Endのライブの受付の人

過去

ソフトバンクショップのお姉さん

本屋の主人

新幹線

友人たち

Slackの相手をしてくれた人たち

スマホ

丁寧な暮らし系のエッセイ

THROAT RECORDSの人たち

仏像各位

東寺

京都メトロ

ハマダさん

路線バス

地元の友達

Spotify

デクスター・ゴードンのレコード

サテツのメンバー

ZINE BEACON

旅先で見ていたzineはこれです

Leica

その時作っていたzineは完成しています。遠い昔のようだまるで。

特に思い立ったので、寝る前に書いてみました。

近況報告でした。

上記期間、働いていないです。

ちなみに、最近周りに聞いてみたんですけど、

「平均点以下で50年生きているのと、一億点で5年くらい全力でいるのをどっちが見たい?」って聞いたらなんでみんな後者なんだよと思いました。アンケート結果です。これからも優しくしてほしいです。


新しいzine作るか、旅行行きます。