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B1昇格への道|Weekly FE名古屋2021-22 #28

祝!B1ライセンス交付!!

今週のTopics

① B1昇格への道
② 改善要求事項とは

B1昇格への道

 4/12(火)、FE名古屋にとって長年の悲願であったB1ライセンスが交付されました。ひとまずこれでB1昇格への道が開かれたことになります。
 ということで、FE名古屋のB1昇格への道のりについて整理しておきましょう。

昇格条件

 「B2プレーオフで2位以内に入ること」です。言い換えれば、B2プレーオフで決勝に進出すること。
 ちなみに、FE名古屋はすでに東地区優勝が決定し、西地区も含めてリーグ戦では最高勝率となることが確定していますが、プレーオフになればホーム開催以外のアドバンテージはありません。
 プロ野球のクライマックスシリーズではリーグ戦で最高勝率のチームに1勝が与えられたり、JリーグのJ1参入プレーオフでは同点ならリーグ戦の成績上位のチームの勝ちとなったりしますね。Bリーグもそうしましょう(提案)

 ちなみに、B1ライセンスのないチームがプレーオフ圏内に入ってきたり、現プレーオフ圏内のチームのB1ライセンスが取り消されたりするとまた条件も変わりますが、かなり複雑になりますし、それが起きる可能性は高くないと思うので、ここでは考慮しません。

プレーオフ対戦表

 さて、現時点での成績を元にした対戦表はこちらです。といっても、2位以下は大混戦でプレーオフまでにまだまだ順位の入れ替わりがありそうなので、あくまでも参考程度に。

(Bリーグ公式HPの画像にチーム名を記載)

 このままいけば、FE名古屋の1回戦の相手は越谷アルファーズ。舞台は枇杷島スポーツセンター。まさに昨季のプレーオフの再現となります。
 昨季はFE名古屋も越谷もB1ライセンスがない状態での対戦となりましたが、今季はお互いにB1ライセンスが交付されたこともあり、さらに熱い戦いとなることでしょう。越谷に移籍したソウ シェリフ、松山駿にも注目です。

 越谷に勝った場合、セミファイナル(2回戦)は香川ファイブアローズ熊本ヴォルターズの勝者との対戦となります。
このシリーズに勝利すればB1昇格が決定。ちなみに、セミファイナルは中村スポーツセンターで開催される予定です。願わくばより思い入れのある枇杷島スポーツセンターで昇格決定といきたかったところですが、まぁ仕方がないですね。

 セミファイナルに勝てばB1昇格が決まるのですが、その後にはB2優勝が懸かった大一番が待っています。西宮ストークス仙台89ers福島ファイヤーボンズ佐賀バルーナーズの中から勝ち上がってきたチームとの最終決戦。
 こちらは枇杷島スポーツセンター開催ということですので、慣れ親しんだ我らがホームで優勝を決めましょう!

コロナの扱い

 と、ここで注意しておかなければならないのがコロナの扱いです。
 リーグ戦では、どちらか一方のチームがコロナの影響により選手の最低人数を揃えられなかった場合は試合中止となり代替試合又は消滅(勝敗なし)となりますが、プレーオフでは、最低人数を揃えられなかったチームの不戦敗となります。
 正直言って今はこれが一番恐ろしいです。せっかく掴んだB1昇格のチャンスを、試合をすることすらできずに逃してしまうなんて想像もしたくありません。
 選手やスタッフは今でも十分すぎるほどに気を付けていると思いますが、もうしばらくの間はさらに気を引き締めていく必要があるでしょうし、観戦に行くファンも、特にコロナ関連の来場ルールはしっかり守らなければなりませんね。

改善要求事項とは

 ところで、今回のライセンス交付についてBリーグの発表をよく見てみると、FE名古屋のB1ライセンスは「改善要求事項付」となっており、さらに見ていくと「新設アリーナ計画の確実な履行・進捗」と注意書きがあります。
 どうやら今回のライセンス交付について、FE名古屋に対しては特別な条件が付けられているようです。

関係記事からの推測

 いったいどういうことなのか、まずは関係する記事を2つほど紹介します。

 1つ目の記事(バスケットボールキング)によれば、「施設基準充足の確からしさは現時点で確認済みも、新設アリーナ計画の確実な履行・進捗を今後確認する」とのこと。
 また、2つ目の記事(中日スポーツ)では、「FE名古屋にはB1基準を満たすアリーナがなく、これまでも新アリーナ建設の確証を提出できずライセンスが交付されなかった。ようやくめどが付いたようで、新アリーナの概要は年内に発表する予定という。」とあります。
 これらの記事から推測するに、今回のライセンス申請に際してFE名古屋が提出した新設アリーナの計画について、一定の妥当性はあるものの、間違いなく実現されるのかリーグとして不安視している部分もあるので、今後も確認を続けていく、というところでしょうか。

過去の事例からの推測

 アリーナに関してはFE名古屋に限らず各クラブの悩みの種となっており、例えば、過去には横浜エクセレンス(当時、東京エクセレンス)がアリーナの要件を充足できずに降格したこともありました。

 推測ですが、今回のFE名古屋の「改善要求事項付」というのは、こうした事例を繰り返さないようにするための注意喚起のような意味合いもあるのではないかと思います。急に計画が白紙になるということがないように、進捗を逐一確認しますよ、ということではないでしょうか。

 普通の組織であれば、東京エクセレンスのような事例が再び起きないように審査を厳しくすることはあっても、緩めることはそうそうないと思うので、FE名古屋の新設アリーナ計画も昨季以前より具体性のある話になっていることは間違いないでしょう。
 一度上げておいてまた落とすなんていうファンをぬか喜びさせるようなことは、リーグとしてもやりたくないでしょうしね。

残る疑問点

 ただわからないのが、現状のアリーナ計画がどんなもので、それがいつまでにどの程度のレベルに達すればよいのか、というところです。これに関しては、Bリーグの前チェアマンである大河正明さんも疑問に思っているようでした。

 確かに、昨季以前のライセンス申請と比べて何が変わったのか知りたい気持ちはありますが、相当な機密事項でしょうし、そこは公にできなくても仕方ないかなと個人的には思います。
 しかし、応援しているチームがどのカテゴリ(B1orB2)に所属することになるのかはファンにとっても影響が大きい話なので、現時点でどこまで進んでいるといった具体的な話は無理でも、せめていつ頃までにどの程度進んでいないとダメだというようなリーグ側が求めている基準くらいは公開できないものかなあと思います。

 まあ、それを聞いたところでファンとしてできるのは心の準備くらいなので、聞いても仕方ないと言えば仕方ないんですけどね。おとなしく、年内に予定されているという新アリーナの概要の発表を待ちたいと思います。

終わりに

 改めて、悲願であったB1ライセンスを取得できたのは嬉しい限りです。
 B1ライセンス取得のために奮闘してくださったFE名古屋関係者の皆様、本当にありがとうございました。改善要求事項付きということで、実際はまだ気が休まらない日々が続くのかもしれませんが、今後ともどうぞよろしくお願いします。
 そして、選手やコーチの皆様も本当におめでとうございます。これでB1昇格への道のりが開けたので、後は勝つだけですね。ファンとしてできるかぎりの後押しは惜しまないので、ぜひともB2優勝B1昇格を掴み取りましょう!!

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