TOEIC600点未満でもJAL・ANAのCAになれる?
JALの2023年4月入社の新卒募集では「TOEIC600点以上、または同程度の英語力を有することが望ましい」との記載があります。
また、JALだけではなく、ANAについても2021年4月以降入社の募集要項では「TOEIC600点程度以上の英語力を有すること」と表記されています。
そのため、JALやANAのCAを目指す受講生からよくこのようなご質問を頂きます。
この記事では、このご質問にお答えするとともに、実際に私がJALとANAで働いて、見たこと感じたことをまとめます。
TOEICスコアが600点に足りていなくてもJAL /ANAに就職できるのか?
TOEIC点数が600点未満でも、CAになることはできます。
実際に、私がJALやANAの客室乗務員として働いていた頃、「TOEIC600点ないよ…」と小声で教えてくれた同期が数名いました。
しかし、ここで忘れてはいけないのは、彼女たちは自分の点数に満足していたわけではありません。あくまでも「やばい!」と危機感を感じ、常にTOEICの点数向上のため、勉強をしていました。
また、彼女たちに伺ったところ、採用面接では「TOEICの点数が応募時点では600点に足りていませんが大丈夫ですか?」「どうされますか?」「絶対頑張れますか?」などと質問を受けていた人も多かったよう。
この部分はかなりしつこく確認されたと聞きました。
厳しい言葉になってしまうかもしれませんが、採用する企業側としては当然の確認だと考えています。
なぜなら、彼女/彼が「会社にとって戦力になってくれるのか」という重要な部分だからです。
面接官からの質問からもわかることは、TOEICの点数が600点に満たない場合は特に、向上心があり、これからも点数UPのために努力することが大前提だということです。
入社後も努力を続け、TOEICのスコアを上げ、英語力を向上するのが条件となるということですね。
TOEICスコアが条件を満たしていないと、入社後何が起こる?
600点に満たない点数で入社できたとしても、その後、苦労するのは自分自身です。
実際に、TOEICの点数が条件を満たしておらず、英語力が不十分だと会社側に判断され、国際線移行訓練にアサインされないケースも多々あります。
その場合は、なんとかTOEICの点数を向上し後れを取りつつも、ほとんどの場合は後輩たちと国際線移行訓練を受けることになるようです。
つまり…
今、努力するのか
後で、努力するのか
この違いだと感じました。
最後に
同期と一緒に訓練を受けられないというのは、正直、かなり寂しく屈辱的だと感じる人も多いよう。
勉強、勉強…の日々が続くので、せめて休憩時間などは、心置きなく過ごせる同期と一緒に訓練を受けられる方がいいのではないかと思います。
また、訓練がおくれた分だけ、国際線での乗務経験も少なくなってしまいます。
せっかくなら、私は、最初から条件を満たすスコアを取るように努力することをおすすめします。
募集要項に「同等程度」や「望ましい」といった曖昧な表現が含まれていたとしても、600点はマストだと思い努力を続けましょう。
少しでもお役に立てる内容になっていると嬉しいです。
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