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心が満たされる店

福原悟史 | GLOSA ORGANIC

もう自分で店舗を構えてかれこれ10数年。お店としての在り方を自問自答する事や外のお店を見て感じて咀嚼して学ぶ事は常態化しています
その中で一見でフラッと行って心から非常に満足してとても良かったなーと感じる事ってほぼ無いなと思います。(シビアすぎるのかも汗)
それでも日常的に仕事でカフェに行ったり飲食店に行ったり小売店を利用したりするのですが、総じてデイリーで行くような業態の店でいつもおおよそ(接客・品質・サービス・内装・居心地etc)いつも良い感じだと思えるのはスターバックスくらいでこの店舗数を増やしつつ凄いなと感じてます(最近少しサービスの質が落ち気味なので再浮上してほしい!)

ちなみに一人数万円して食べるお店はもちろん美味しいし、サービス良いし、器などの設もお店の内装も雰囲気も良いです。ただそれはその金額をお支払いするからであって、そらそうだよねとなるのも事実で、(その金額で常連顧客ができる・連日満席になるというのは別マーケティングが必要なのでそういう視点で勉強なりますし、もちろん大変リスペクト致してます)単価でみると1万円未満のお店はその点何かが欠けていて、おおよそサービスの部分である事が多いなという印象です。(シェフがオーナーな場合が多いからかもですし、お客様が品質重視な場合が多いのかもしれません。また日本の飲食店単価は世界的にみても低くその点サービスに力入れれない問題もあると思います)

前置き長くなりました。
先日息子(年長)のラグビー県大会の為三木市に行ってきました。
急に冬の気候となり野外での半日の応援は体にこたえますし、空き時間があるとのことだったので妻と次男と調べてでてきた最寄りの定食屋に行くことに。

住宅街の中にあるお店は2階が住居になっているタイプの一軒家タイプの田舎によくありそうな店舗でちいさく「うどん・そば」と書かれた看板が出ていました。駐車場もギリギリ1つ空いてて、「こんな場所で流行ってるんだな」というのが第一印象。

お店に入りますと、
壁一面に貼られた手書きの札メニューの数(!)、パイプ椅子、昔から使ってたカウンターやテーブルと内装にお金をかけている事は無く、ただそれがなんかいい雰囲気を出してて、お店の大将(おじいさんくらいの方)の「いらっしゃいませ」の感じがよく、楽しみだなと思いました。

座ったのはキッチンとホールとの出入口付近のテーブル席。何を食べようかなと見渡すのですが、とにかくメニューが多いので目移りして楽しいなというのと、やたら安いんですよね。こんな値段でいけるのか?と感じるほど。(ちなみに選んだ唐揚げ定食は、ラーメン・唐揚げ・ごはん・香物付いて800円くらい。)お茶はピッチャーではなくやかんで出てきましたw

そしていつものクセでどことなくお店の雰囲気やお客様の雰囲気、お店の人の雰囲気を観察してしまってました。

僕のイメージ、御歳60歳越えられてて接客されてる男性方って、だいたいムスッとしてて言葉遣い雑で、テキパキ動かない方が多くて、不満に思う事はあってもいいサービスだったなと思う事はほとんどないのですが、

「あれ?なんか良い感じな方」

だったんです。よく見ると全ての人ににこやかに丁寧に対応されててすごく良い!
しかも、もっとすごいのはキッチンの女性の方!顔は全然見えないのに声で笑顔って分かるトーンなんです!それを全てのホールの方のいらっしゃいませとありがとうございましたに続けて言っていて(これはほんますごい)、こんな気持ちの良いお店はめちゃくちゃ珍しく素晴らしかったです。

味は普通だったのですが、これで800円とは安すぎるなと思える素晴らしいお店で、心から「ご馳走様でした」と伝えれる心が満たされるお店でした

めちゃ量多かったので一人分でもかなりお腹いっぱいだったのですが、食べ残しなんて申し訳なくて出来ないと感じて息子の残った分も頂きました。

良いお店ってこういう事なんだなと非常に感慨深い体験でした。

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