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【社員インタビュー Vol.4】海上保安庁からエンジニアへ転身

 C-table株式会社は、官民連携まちづくりに関する事業 / イノベーション事業 / デジタルマーケティング事業に特化したDX事業を行うデジタル企業です。詳しくは以下の公式サイトをご覧ください。

 弊社では採用活動を兼ねた自社の取り組みの情報発信として、社員へのインタビューを公開することにいたしました。第4回の今回は新入社員の山本がエンジニアの須貝へC-tableで働くってどういうこと?とお話を聞きました。

プロフィール

須貝 奎哉

はこだて未来大学卒業後、海上保安庁を経て都内IT企業でプログラマーとして各種システム開発を経験。エンジニアとしてスキルを高めながら同時に一次産業で地方を盛り上げたいという想いからジョイン。都留市へ移住しシステム開発を行いながら狩猟免許を取得中。

  はじめまして。山梨県都留市で主にWebアプリの開発エンジニアとして働いているC-tableの須貝です。普段はフルリモートで働いています。


進路が見えたオーストラリア旅行

ーエンジニアを志すきっかけはなんでしたか?

 大学受験の失敗です。
元々畜産に興味があって、漠然と北海道のそっち系を学べる大学を目指していました。結果的に大学受験に失敗したもののどうしても北海道に行きたくて、選んだ学部がたまたま情報系でした。

 情報系の大学に行ったものの、その当時はプログラミングが仕事になるイメージが湧かなかったので、単位を取るためだけにプログラミングを勉強している感じでした。

 プログラミングは思いのほか難しくて、一年生の時の「C言語」の授業が全く理解できず、必修科目にもかかわらず、単位を取るのに3年かかりました。この時、自分はエンジニアは無理だと思いました。


ーそのあと転機が訪れる訳ですね。

 まさに。
親戚に誘われ4年生の秋に2週間、オーストラリアに行きました。たまたまシドニーに着いたのがブラックフライデーの前日の連休前の平日の朝でした。事前にオーストラリアに長く住んでいる知人から、オーストラリア人は金曜日や連休前はほとんど仕事をせず、午前中で切り上げてバーでお酒を飲んでいるという話は聞いていましたが、実際にその様子を目の当たりにし衝撃を受けました。

 それに日本よりもはるかにIT化が進んでいて、公共交通機関の支払いも楽だし街並みも綺麗だし食べ物も美味しいし。「絶対に1度はここに住みたい!なんなら定住したい!」と思いました。帰国してから真面目にオーストラリアに定住する方法を調べました。

 いくつか定住権をとるための方法はあるものの、その時は就労ビザが一番手っ取り早い気がして色々調べていく中で、就労ビザが取れる職業がある程度決まってることを知りました。その中にIT系の仕事がいくつか含まれていて、今まで学んだことを活かせて、場所と時間に囚われない働き方ができるのは結局エンジニアだなと自分の中で1つの答えが出ました。
帰ってきてすぐMacBook買いましたね(笑)


 海上保安庁からエンジニアという異例のキャリア

–なぜ卒業してすぐにエンジニアにならなかったのですか?

 オーストラリアに行ったのは就職先を決めたあとの出来事だったんです。
当時特にやりたいこともこれといってなくて。ぶっちゃけ真剣に将来のことを考えていませんでした。いわゆる典型的なダメな学生でした。将来自分が何をしたいのか全くわからなくて、大学の学生課の方と相談しているときに海上保安庁の方と出会いました。

 知り合いに誰もいない未知の世界だったので面白そう!と興味を持ち、海上保安学校への入学を決めました。

 海上保安学校の中でも情報システム課程で無線機の保守・電波塔の保守などのための勉強を半年間していました。


 –いつ、どんなきっかけでエンジニアに転身したのですか?

 最初は興味を持てた進路に決まったものの、エンジニアになりたい気持ちを抱いてしまった複雑な気持ちで社会人生活が始まりました。

 結局海保に入ってもめちゃくちゃプログラミングの勉強をしていました。
ですが、海保に入ってみたら毎日の生活が楽しくて、そのことがさらに悩ましかったです。このまま一生海保を続けるか、エンジニアになるか悩み続け、将来のことを考えた時に自分のやりたいことに挑戦しようと決起し、入学して半年経ったころに辞めました。

 それから就職活動を再開し、都内の受託開発を行なっているIT企業に就職しました。エンジニアになったものの、その会社で働き詰めになり、段々とモチベーションがなくなっていきました。


IT講師に興味を持ちC-tableにジョイン

–波瀾万丈でしたね…。それからC-tableとのきっかけはなんだったのですか?

 C-tableを知ったきっかけはIT講師チャレンジコースですね。
実は、御手洗とは大学からの友達で、IT講師というIT企業の新入社員向けの研修講師をやってみないかと誘われました。

 学生時代、一年生に大学数学を教える活動をしており、その時の経験からいつかは教育系の仕事もやってみたいなと思っていました。定年退職したらやりたいなと思っていたのでまさかこんなに早くやるとは思っていませんでしたが(笑)それに、自分がかなりプログラミング学習に苦労した分、教えるのがめちゃくちゃうまいといった謎の自信がその時はありまして(笑)
せっかくの機会だし、海保をやめた以上とことん自分の好きなように生きようと決めていたので参加するために申し込みを行いました。

 IT講師養成講座の運営をしている会社がC-tableでした。IT講師はもちろん魅力的でしたが、田邉さんと初めてzoomでお話してC-tableの事業内容を聞いた時に率直にすごく面白そうだと感じました。

 それから、C-tableのこと、会社のある都留市のことを調べる内に気持ちが移住まで動いていました。当時はGoogleマップで都留市のどこに何があるか調べまくりましたね(笑)

C-tableで見つけた仕事のやりがい

–C-tableに入った頃の様子を教えてください。

 IT講師に合わせて都留市に移住し、同時にC-tableのエンジニアとして、働き始めました。来た当初は「まちマーケット」の「防災無線」、「お悔やみ機能」の部分を受け持ったのですが、今まで使ってきた言語と違ったこともあり、エンジニアとしてもまだまだ未熟で本当に何もできなかったです。

 ちゃんとしたベテランのエンジニアの方にソースコードをレビューしてもらう経験も初めてで、ひたすら勉強しました。 

 今まで自分が作ったもはどこで誰にどのように使われているのかわからず、使われている実感がなかったけれど、都留市に来てから顔の見えるお客様に使っていただいていることを感じる機会が多くて達成感がありました。やりがいは感じましたね。


–現在の仕事内容はどのようなものですか?
 4,5,6月は東京、残り9ヶ月は都留で仕事をしており、都留にいる間はほとんど家で仕事をしています。気分転換に場所を変えたい時や、セブンのアイスコーヒーが好きなので、どうしても飲みたくなった時に事務所へ行き作業するようにしています。

 市役所と連携し、都留市の方々に使っていただくWebアプリや、都留市は製造業が盛んなので製造業のDXを推進するシステムを作っています。
メインはバックエンドですが、簡単なフロントエンドの実装も行います。
基本的には、お客さんとMTG→課題を抽出→設計→実装→またお客さんとMTGといった流れで進めています。
 
 
 

C-tableの仕事の魅力

–C-tableの仕事の魅力は何ですか?

 地方なので、お客さんとの距離が近く、すぐにリアクションをもらえるので楽しいです。それに、帰属意識が働きますね。東京で仕事をしていた時は東京都のためにやっているという感覚はまるでなかったのですが、都留市に来てからは都留市民の多くの方に使っていただけるアプリを開発していることもあり、この町に貢献できているんだな、と感じることができます。

 エンジニアも少なく自分達で担当する分野が多いため、お客様というより一緒に地域をよくしていく仲間という感覚があります。


起業したい人を全面的にサポートしてくれる熱い企業文化

–須貝さんの思うC-tableのいいところはどんなところですか?

 多様性を受け入れる文化ややりたいこと・目標がある人に対してとことん応援してくれるところです。

 ただ頑張れよ!と言うじゃなく、さまざまな角度からのアプローチがあり、熱意のある人とのコネクションを作りやすかったり、勉強の機会をいただける点が大変ありがたいと感じています。

 昔から農業や畜産に興味があったためか、私自身養蜂とジビエに興味があり、勉強中です。そういったことに対しても色々な人を繋いでくれたり、熱心にサポートしてくれるところがC-tableのいいところだと思います。

 

起業家マインドのある方、お待ちしております!

–須貝さんの思う、C-tableのエンジニアに向いている人はどんな人ですか?

 前提としてC-tableはベンチャー企業で良くも悪くも自由度がかなり高いです。そのため、自分のやりたいことの軸があって主体的に動ける方に向いていると思います。
自分から何かサービスや事業を起こしたいと言う人にとって、うってつけの環境です。

-最後にエンジニアの魅力を教えてください!

 アイディアやサービスを形にできることがエンジニアの一番の魅力だと思います。またエンジニアであれば家にいながら東京の仕事もできるため、満員電車に乗る必要もありません。場所や時間にとらわれない働き方ができるのもまたエンジニアの魅力なのかなと思います。

 都留にエンジニアが全然いないので、エンジニアの皆さんぜひ都留に移住してきてください!(笑)エンジニアに興味あるよって方も大歓迎です!いつでもお待ちしてます!

【採用情報】プロジェクトマネージャー / エンジニア(新卒・中途)

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