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【CRAYON】 アカツキから分社化しました

アカツキで公式アプリ開発サービスを提供しているCRAYONというプロジェクトの責任者を努めております、小菅 英之(こすが ひでゆき)と申します。

CRAYONでアプリを提供させていただいているクライアントの皆さま、お力添えいただいているエンターテイメント業界の皆さま、日頃より大変お世話になっております。

この度、2022年8月26日よりCRAYONはアカツキから分社化し、私が株式会社CRAYONの代表取締役に就任することとなりました。

会社分割(簡易吸収分割)によるファンアプリ事業の承継に関するお知らせ
https://c-rayon.com/news/2022082601/

これを機に改めてCRAYONのサービスについてご紹介できればと思っています。

■自己紹介

私はアカツキに2015年4月に新卒一期生として入社しました。
入社当初はエンジニアとしてソーシャルゲームの運用に関わっていましたが、機能開発だけではなく企画にも関わりたいと思い、プランナー/ディレクター業務にシフトしていき、2016年の冬頃からは運用中のタイトルのプロジェクトリーダーを努めていました。

担当していたゲームはリリースからかなりの時間が経っている長寿タイトルだったのですが、長く遊び続けてくださっていて、あのゲームが人生の一部となっているユーザーの方々が多くいらっしゃいました。
その様子を見て、当時は1日でも長くサービスを提供し続けることが自分の使命だと思っておりましたし、ファンに向き合ったプロダクトに関わり続けていきたいと確信した私の原点とも言える経験です。

CRAYONでは、音楽アーティストやタレント、クリエイターの方々をサポートするという、アカツキが直接サービスを提供するゲームとはまた違った立場から、より多くの人の人生の支えとなるようなエンタメを作ることや、それを1日でも長く提供することに関われるのではないかと思い、CRAYONのプロジェクト発足から数ヶ月後、2018年の秋頃から関わっています。

実際に様々なアーティストの方々とご一緒させていただき、アプリ内でのファンの方達の反応を見たりイベント会場で直接お話しさせていただく中で、ゲーム運用をしていた際と同じようにファンの方々の熱量に触れ、 CRAYONのプロジェクトを通してファンの方々の人生をより彩るための一助になりたいと強く感じています。

一方では、エンタメを提供するための裏方で、コロナ禍での苦境も相まって様々な問題が発生している様子も目の当たりにしてきました。奔走するマネジメントの方々の様子から、アカツキのゲーム開発に関するノウハウを活かして課題解決やサポートができる可能性がある、私たちが取り組むべき領域だと思っています。

■CRAYONのサービス概要

CRAYONでは、エンタメ業界向けの公式アプリ開発サービスを提供しています。

ニュース配信や、動画や生配信等のコンテンツ配信、その他にもファンコミュニティ運営に必要な機能を搭載した高品質なアプリをノーコードプラットフォームを用いて、低コストかつ短期間で構築可能なサービスです。

2020年6月の発表以来、多くのアーティストやタレント、お笑い芸人、YouTuber、アスリートの皆さまから反響をいただき、現在CRAYONが開発を担当した約70のアプリがリリースされています。

▼アプリ導入実績一覧
導入実績一覧 | エンタメ業界のための公式アプリ開発サービス|株式会社クレヨン(CRAYON Inc.) c-rayon.com


■分社化に至った経緯

アカツキは「世界をエンターテインする。クリエイターと共振する。」をミッションに、「ゲームを軸としたIPプロデュースカンパニー」としてグローバルに事業を展開しています。

CRAYONもこのミッションに則り、クリエイターの方々へシステムを提供し、より世界を輝かせるためにサポートすることを主軸の事業としています。

アカツキとしてミッションに即した事業を複数展開していく中で、事業ごとに独立することで、スピーディな意思決定が行える体制へと移行し、グループとしての更なる成長を目指すことになりました。
今後、CRAYONではファンコミュニケーション領域により根差した形でスピード感を持って事業を推進してまいります。

■CRAYONの方向性

エンターテイメント業界に限らず、情報/コンテンツ過多、人口減少/少子高齢化の時代、 ファンマーケティングの必要性、重要性が高まって久しいかと存じます。
そんな中、新型コロナウイルスの影響で急速にDXが進み、コンテンツの品質や価値そのものや、それを取り巻く周辺サービスの機能的な価値だけでは差別化ができなくなっており、機能的な価値ではなく情緒的な価値を生み出し
ていくために、コミュニティマネジメントがより重要になってきています。

CRAYONでは、まずファンコミュニティの運営に必要な機能を備えたアプリをノーコードのプラットフォームを用いて提供することで、機能的な価値を充足させるハードルを下げ、情緒的な価値を生み出す部分に注力できる環境づくりを進めてきました。

約70のアプリを提供させていただく中で徐々に知見が溜まってきており、今後もシステム面の拡充を進めていくことはもちろん、システム面に留まらずに運用サポートやノウハウの共有等、ファンコミュニティ領域で幅広くエンターテイメント業界に貢献していけたらと思っております。

直近の事例では、映画「シン・仮面ライダー」より、『SHOCKER』公式アプリ(https://c-rayon.com/result/shocker/)を提供させていただいており、プロデューサーの小出さんから大変ありがたいコメントを頂戴しました。

“作品にとって良いことをやりたい!”
こんな、シンプルな願いも、時に、技術的に、時に、会社のロジックに阻まれることはあるように感じます。アプリやECサイトって、どこか紋切り型だと思っていました。
でも。『SHOCKER』公式アプリでは、CRAYONさんの開発チーム&営業チームと、“作品にとって何が良いか“を、一緒にとことん考え、着実に実行しているんです。
作品への想いにあわせて、アプリを作っていけるとは…すごい。
これって、めちゃくちゃHAPPYですよね。もっともっとHAPPYにしていきましょう!

東映株式会社 「シン・仮面ライダー」プロデューサー  小出大樹 様

アプリを提供している立場として、これ以上ないお言葉をいただき大変嬉しく思ってます。(小出さん本当にありがとうございます!)

仰っていただいている通り、作品やアーティスト、クリエイターの方々にとって何が良いかを追求していくためには、越えなければならない技術的・ビジネス的な問題が付いて回るかと思いますが、アプリやECサイトを構築するハードルを下げた上で、そのシステムを活用して何をすべきか一緒に考え、実行していけるチーム作りを追求していけたらと思います!

■ CRAYONの経営メンバー

CRAYONでは、私に加えて田口と冨樫の2名が役員として就任し、この3名を中心に運営を行っていきます。
2名とも現在のCRAYONの中核を担っているメンバーなのですが、この分社化を機に改めてこの事業にコミットしてまいります。
2人からのコメントも掲載します。

・取締役 田口 和弘 コメント
2019年のアソビル創業タイミングから、アカツキグループに参画いたしました。現在まで多数の事業開発を経験し、2021年の夏頃からCRAYONを担当するようになり、主に新規顧客の開拓、新規事業開発、アライアンスを担ってきました。

ここ1年間、実際に走ってきた中で「ファンの居場所」「クローズドのコミュニケーション(コミュニティ)」など、CRAYONを通じて解決できる課題が様々な領域で明確にあり、かつ、定量的にはかりきれない時代だからこそ、CRAYONではコミュニケーション課題に対して、量・質ともにアプローチできると実感しております。

アプリ構築・提供から、マーケティング、運用企画・代行など、ワンストップでサービスを提供する体制も整え、様々な企業・事業の可能性をより拡大し続けられるよう、これからの新体制ではより一層速度を上げて取り組んでまいります。

・取締役 冨樫 麻美 コメント
2017年2月に株式会社アカツキに入社し、ライブエクスペリエンス事業においてプロダクトマネジメントやWEBディレクションに携わってきました。そこでリアルとデジタルの融合は私たちの生活をよりワクワクできる楽しいものにする力があることを実感し、よりそこに近い視点でのサービスに関わることができればと思うようになりました。

2020年8月よりCRAYONのファンアプリ事業に参画。広くエンタメ領域におけるファンコミュニケーションの場の創造に自ら関わっていけることに大きな喜びを感じています。

人生にとってエンタメは、無くても命に関わることはないものですが、有ると毎日が楽しく彩り豊かになるものだと考えています。大好きな音楽、映画、アニメ、スポーツ...人々に寄り添い日々生きる活力となる「推し」をそばに感じられるサービスをより広くより多く提供していけたら嬉しいです。

左から田口、小菅、冨樫


■ 最後に

CRAYONでは発足時に「世界をカラフルに色づける人々に最高のツールを提供する」というミッションを掲げました。

私たちはアプリを提供させていただいている音楽アーティストやタレント、クリエイター、IP、企業の方々それぞれの業界への知見はまだまだ浅い状態ではありますが、ゲーム開発や運用を行ってきた技術力や運営力、培ってきたノウハウと、様々な業界の方々のノウハウとを組み合わせることで、ファンコミュニティ領域でのあるべき姿を追求し、世界をよりカラフルに色づけることができると思っています。

クリエイターや企業の方々、ファンコミュニティ領域で課題を感じている方、新しい挑戦をしようとされている方、少しでも興味を持っていただけましたらぜひ一度お話させてください。

お問い合わせ | エンタメ業界のための公式アプリ開発サービス|株式会社クレヨン(CRAYON Inc.) c-rayon.com

今後ともCRAYON並びにアカツキグループをよろしくお願いいたします!


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