化石MacBookにwindows10をインストールしたい

MacBook Airを所持しているのですが、中古で買ったやつでして、2011年夏のモデルという最早ビンテージレベルなんですよ。インストールで何か所か壁にぶち当たったのですが、今更ビンテージMacBookでデュアルブートとか流行らないらしく調べても解決策がなかなか出てこなかったので苦戦しました……。同じ症状の人向けでもありつつ、自分用メモ書きでもありつつ、みたいな感じです。

問題①BootCampが使えない

古すぎるということらしい。そもそもMacのOSすら最新にアップデートできないし。

ということで、手動でパーティションを分けてそこにインストールすることにしました。手順は以下の通り。

1.ディスクユーティリティでパーティションを分ける(フォーマットはexFAT)
2.電源オフ
3.インストールメディアを挿す
4.Optionキーを押しながら起動
5.EFI Bootを選択
6.後はインストール場所にだけ気を付けて通常のWindowsインストール

これで上手くいくはずだったんですが、ダメでした。(後述)

インストールメディアを作成していないのは、以前自作PCにWin10をインストールした時に、USBで購入してたのをそのまま流用したからです。持ってない方は16GB以上のUSBで作っておきましょう。インストールメディアは特に小細工いりません。「Windows10 インストールメディア 作成」とかでヒットすると思います。ライセンスはインストールした後に買っても間に合うので、まだ買わない方が心臓に良いと思います。(詰まった時に「買ったのに……」となる)

問題②パーティションを分けられない

exFATを指定すると何故か失敗する。よく見るとフォーマットでexFATを選択すると「このボリュームはサイズ変更できません」って表示されてる。Mac OS 拡張だと出ないけど、exFATとMS-DOSだと出るみたい。

結論としては、パーティションの隣の「First Aid」を実行したら通った。結局原因は謎。論理ボリューム?がキーワードかもしれない、というところまで判明したんだけど、特に対処せずに解決してしまった。なんだったんだ。

問題③「EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。」

色々調べていた時に「GPTの特徴は64bitのOSをインストールできることだよ!」と書かれていたんですよ。じゃあ、逆に、MBRじゃ32bitしかインストールできないのでは?と思いEFI Bootを選択してました。

すると、インストール場所の選択時に

ドライブ0パーティション4にWindowsをインストールすることはできません。

と出たんです。エラーメッセージは

このディスクにWindowsをインストールすることはできません。
EFIシステムでは、GPTディスクのみにWindowsをインストールできます。

でした。フォーマットしても変わらず。(正確にはもう一つ出てたエラーが解消されたんだけど内容忘れた。)
インターネットを徘徊していると、こんなページを見つけました。

どうやら、パーティション内に「MBRエントリ」というものが含まれており、純粋なGPTじゃないじゃん!とWindows10様がお怒りになっている、ということらしい。それを消せば(無効化?)すれば解決するようなのですが、何をやっているのかさっぱり分からなかった(どこの何を書き換えてるんだ……となった)ので、別の方法を探ることにしました。

ここで根本的な疑問。

MBRって64bit本当にインストールできないの?

途中で引き返せることはわかっていたので、試してみることにしました。EFI Bootで起動するところで、Windowsを選択。すると、32bitと64bitを選択する画面が。できました。できるんかい。

もちろん、EFI Bootからインストールできるなら絶対そっちの方がいいです。できるのであれば、EFI Bootを選ぶデメリットは特にないです。(とはいってもMBRでも普通に使えます。)

そんなこんなでインストールできました。

おまけ:使った感想と後悔とその後

電池の減りが速い気がします。単なる経年劣化の可能性もあるけど。その他の使用感は普通のWindowsマシンと変わらないかな。

大きい後悔として、SSDを交換しておけばよかったっていうのがあります。それぞれのOSに約60GBしか領域がないんですよ。Mac OSだけなら交換も何とかなるっぽいんですが、デュアルブートにしてから交換する気は起きませんし、でも容量足りなくなりそう、と不安ですね。

あとは、もっと苦戦してでもEFI BootからインストールしておけばUEFIが起動できたかもな~と思ってます。元々入ってたOSがMacだからなのか、BIOSが起動できないんですよ。それによってFnキーロックの解除(適切な言い方がわからないのですが……Fnキーと同時押しではなくF8単体で押したら半角カナになる、みたいなことです)ができなかったりします。BootCamp経由でインストールするとBootCampの設定でできるみたいなんです。
このあたりのハード側とOS側の互換性のすり合わせはまた別記事で書こうと思ってます。通常のBootCampとはやっぱり勝手が違って、インストールすれば一緒!とはなりませんね。

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