見出し画像

人生って不思議なもんだ.

いつの間にか30歳になったり、仕事しんどかったり保険見直したりカラオケアプリで遊んでみたり、新しいお洋服買ったり引きこもったりなんだりしてるうちに、なんだか文章を紡ぎたい欲がふつふつと。

今日は年に1度の脳腫瘍の検診へ。
17歳で出会った脳外科の看護師さんが今年?次年度?で再任用期間も終えて退職するという。
私はどれだけ彼女の存在に救われてきただろう。

17歳の尖った私は開頭手術を受けねばならない現実を受け止められず。
MRI画像見た時点でこいつはやべえ、とは分かっていつつ。。。

怒涛の、開頭手術。
次の日から普通に動けると言われていたのに結果何日も寝たきり。
数日後のシャント埋入手術。
退院後は1ヶ月の放射線治療。
そっから1年は手術を繰り返す日々.
検診で行ったらシャント詰まっててすぐ親呼べって言われて緊急手術になって待合室で泣いたり、V-Pシャントの腹腔側のチューブの先が盲腸刺激して破裂寸前になって結果頭に菌入って髄膜炎になったり。
そんな時もいつも支えてくれたのがこの看護師さんだった。
トータル10回のオペ。
アホかと思うが。
それでももう最後のオペからもう13年。

脳みそ切れてたってほぼ不自由なく生きてんだから丸儲けよな。
この脳腫瘍のおかげで、私は入学した専門学校を2ヶ月足らずで1年休学することになり、年下の愛すべきくそガキたちとわーきゃーしつつ卒業し、約2年働いて辞めて通信制大学に編入し、資格を取って今の仕事に至る。
どっかひとつかけ違えてたら、違う選択していたら、今はない。
しんどいこともめちゃくちゃたくさん山ほどあったけど、何故か腫瘍のことは憎めない。
周りが大学生活楽しんでる中、羨ましさはあったけど、それも過去の話。
どうやったって残った腫瘍と一緒に生きてくしかないし、なんだかんだ今幸せだって言えるし、なにより、あのタイミングで休学してなければ、今の私はないし。
今の人間関係があるのも脳腫瘍のおかげなのかもしれない。

人生って不思議なもんだ。
ほんとに。

あなたと支え合いたい.