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さるぶつ牧場 波の基本的な性質17解答

式で表す波の反射

 問題はこちらです.

 図1のように,自由端反射と固定端反射では,合成波の節の位置が異なります.自由端反射と固定端反射の違いに留意しながら,2つの波の式を合成してください.

図1

 自由端反射の場合,$${x=0}$$ で反射波の位相はずれないので, 合成波 $${y_1}$$ は,

$${y_1=A\sin(\omega t+kx)+A\sin(\omega t-kx)=2A\sin \omega t\cos kx}$$

 $${m=0,1,2,\cdots}$$ とすると,$${kx=\frac{\pi}{2}(2m+1)}$$ を満たすとき節が現れるので.節の位置は $${x=\frac{\lambda} {4}(2m+1)}$$ である.

 固定端反射の場合,$${x=0}$$ で反射波の位相が $${\pi}$$ ずれるので,合成波 $${y_2}$$ は,

$${y_2=A\sin(\omega t+kx)+A\sin(\omega t-kx+\pi)=2A\cos \omega t\sin kx}$$

 $${m=0,1,2,\cdots}$$ とすると,節の位置は $${x=\frac{\lambda}{2}m}$$ である.

 詳しい説明はこちらのブログか,下の動画を参考にしてください.


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