
BYTHREEで、ジャンルにとらわれないデザイナーを目指す。
バイスリーのデザイナーって、どんな人?
企画・デザインを生業とする私たちですが、今回は「デザイナーの成長機会」についてお話ししたいと思います。バイスリーでは日々、さまざまなデザイン領域、さまざまな業界の仕事に取り組んでいます。デザイナーにとっては、新しいスキルや業界知識を学び、自分のものにできる機会がたくさん! ここでは、近年私たちが手掛けた3つの事例を紹介します。
「デザインスキルを磨きたい」「グラフィックデザインやWEBデザインの他にもデザインしてみたい!」と毎日考えているデザイナーや学生の方なら、きっとワクワクするはず!
事例1:自分がデザインした文字やグラフィックが音楽に合わせて動きだす!
JBL×詩羽(水曜日のカンパネラ)のWEBムービー
概要:
オーディオブランドJBLの2024年春キャンペーンで、私たちはWEBムービーとキービジュアルの企画・制作を担当しました。人気アーティスト、水曜日のカンパネラの詩羽さんがイメージキャラクターに起用されています。
デザイナーは「〈JBL〉の音楽がクリエイティビティを解き放つ」というコンセプトのもと、カラフルなグラフィックと、音楽の“響き“を表すタイポグラフィをデザイン。JBLの新製品を印象的にアピールしています。

【デザイナーの挑戦と成長】
1. 映像表現を前提としたデザイン
動くことを念頭にデザインするため、普段グラフィックデザインの際にこだわっている数ミリ単位のレイアウト調整よりも、オブジェクト同士の関係性に注意しながらレイアウトをする力が求められました。文字やそれぞれのイラストをどのように動かすか、頭の中でシミュレーションしてデザイン構築するスキルも身につきました。
2.アーティストと製品の世界観を反映したデザイン
アーティストの世界観をデザインに取り込むことで、より表現力が磨かれました。詩羽さんのメイクやファッションと、製品カラーを参考にビジュアルのカラーリングを検証。カラフル&ポップかつ、厚みを感じるグラデーションを採用しています。動画を見た人のインパクトに残るデザイン、ついもう一度見たくなるデザインを目指しました。
3.外部ブレーンとの協力
普段、バイスリーのデザイナーはCDやADのディレクションの下、パソコン画面に向かって一人でデザインを進めることが多いです。ですが、今回のようなムービー制作の場合は、動画監督、カメラマン、映像デザイナーなど多様な職種のクリエイターと協力するスキルが求められました。もちろん詩羽さんの撮影現場にも同行。芸能人を間近に見れて、ちょっとテンションが上がりました。
タレント撮影、タイポグラフィデザイン、カラフルな世界観の表現、他職種との認識共有スキル
事例2:ロゴ、パッケージ、WEBまでトータルでデザインできる!
基礎化粧品シリーズ「Laletter」のブランディング
概要:
基礎化粧品ブランド「Laletter」のブランディングをトータルで担当。ネーミングから、ロゴ、パッケージ、撮影、WEBデザイン、紹介ムービー、営業ツールに至るまで、ブランドの世界観を一貫したデザインで表現しました。
バイスリーのコピーライターがネーミングを手がけた「Laletter」は、手紙を表す造語。「スキンケアは自分への手紙」というコンセプトから、デザイナーは、手紙をモチーフとしたロゴをデザインしました。ユーザーが製品を見つける・知る、購入(意思決定)する、長期的に使用する、というそれぞれのフェーズを想定して、ブランドの世界観を表現しています。

【デザイナーの挑戦と成長】
1.パッケージデザインスキル
バイスリーのデザイナーは、平面的なデザインをすることが大半のため、立体的なパッケージ(化粧箱)やプロダクト(ボトル)をデザインすることは、チャレンジングでした。PCモニター上でデザインするだけでなく、実際に原寸大の箱を組み立てて検証。文字や画像のサイズ感や、さまざまな角度からの見え方を追求しました。
さらに化粧箱は、紙の選定から行い、実際の印刷にも立会いました。パッケージに適した用紙の知識や、印刷知識が身につきます。
2. 毎日使うものとしてのシンプル&洗練されたデザイン
数秒しか見られない広告とは異なり、化粧品ボトルはユーザーが毎日目にするものです。そのため、目を引くデザインではなく、落ち着いて自分と向き合う時間の邪魔をしない、毎日使って心地良いデザインが求められます。キーカラーの紫と白を基調とした、シンプル&洗練されたデザインに仕上げました。自分のデザインが、誰かの毎日の生活の一部になっている……と考えると細部まで気合いが入ります!
ロゴデザイン、パッケージデザイン、WEBデザイン、ブランディング、シンプルな世界観、印刷ディレクション
事例3:100ページ超まで対応できる、デザイン基礎力!
大学案内、会社案内、書籍、リーフレット制作
概要:
バイスリー創業当時の仕事は、紙媒体のデザインが9割以上。現在でも、大学案内や会社案内、書籍、各種パンフレットなど、いわゆる「ページ物」のデザインは常に抱えている状態です。そのため、デザイナーには基礎的なエディトリアルデザインのスキルが備わっています。

【デザイナーの挑戦と成長】
1.エディトリアルデザインスキルとスケジュール管理スキル
基礎的なエディトリアルデザインスキルはもちろん、媒体によっては、撮影ディレクションや、イラストディレクション(時にはイラスト制作)、印刷ディレクションなどの周辺スキルが必要とされます。また100ページ以上の冊子を制作する際は、ディレクターと相談しながら長期的な制作スケジュールを設定するため、スケジュール管理能力も養われます。
2.デザインテイストの振り幅
媒体に応じてさまざまなデザインテイストが求められます。例えば大学案内は、教育機関としての「アカデミックさ」と同時に、高校生に向けた「親しみやすさ」を両立したデザインが適していますし、媒体によって「女性らしいデザイン」「信頼感のあるデザイン」「ワクワクするデザイン」など求められるテイストもさまざま。デザイナーは、制作物ごとのターゲットや目的に合わせたデザインテイストに挑戦します。狙い通りのデザインができ、クライアントや読者から良い反応をもらえると、喜びもひとしお!
エディトリアルデザイン、ブックデザイン、撮影ディレクション、イラストディレクション、印刷ディレクション、スケジュール管理能力、デザインの表現力
バイスリーのデザイナーは、少年ジャンプのような奴かもしれない。
今回紹介した事例のほかにもバイスリーには、キャラクター開発、ミュージアムグッズのデザイン、展示会での空間デザイン、UIデザインなど、幅広いデザイン領域の実績があります。デザイナーは、その都度新しい領域に挑戦し、成長の機会を得ていると言えるでしょう。
クライアントの業界もさまざまです。食品メーカー、文具メーカー、学校法人、電鉄会社、官公庁、飲食業、エンタメ業、BtoB事業会社、芸術祭運営委員など、幅広い業界からお仕事をご依頼いただいています。「ルーチンワークでは物足りない!」という新しもの好きのデザイナーにとっては、飽きることのない仕事だと思います。

私たちはこれからも、デザインの領域や幅を広げていきたいと考えています。なぜなら「自分たちはこういったデザインしかしない」という風に制限を設けてしまうと、お客さまにとって本当に必要なものを提供できないからです。お客さまに最適なデザインを提案する。そのために、自分たちの企画・デザインスキルにも限界を設けず、常に更新していきたいと考えています。もしかしたらそれは、お客さまのためだけでなく、自分たちの理想のためでもあるかもしれません。(BYTHREEが大切にしていることその2 参照)
その姿はさながら、「もっと強くなりてぇ!」と願う少年ジャンプの主人公。デザインの力を信じている、自分のデザインスキルを高めたい、デザイン王に俺はなる! バイスリーにはそんな心持ちのデザイナーが在籍しているみたいです。。。
現在私たちは一緒にデザインの旅に出てくれる仲間を募集中。理想に燃えるデザイナーの方(新卒・中途)、お待ちしています!