見出し画像

先取り読書

こんにちは!デザイナーのOと申します。
近頃は、本当に暑くて嫌になってしまいますねー。
私はなるべく水分を多く摂ったりして、熱中症にはならないように気を付けています。

さて、まだまだ夏真っ盛りで、読書の秋まではもう少しかかりそうですが、時節を少し先取りして読書等はいかがでしょう。
私は普段推理小説をそこそこ読んでいるのですが、特段目の色を変えて推理しているわけでもなく、作者に騙されるのを楽しみに読んでいます。
そして、また騙されるために他の本を読みます。作者や出版社にとっては上客でしょう。

というわけで、今回は、私がよく読む推理小説から、3冊ほどご紹介させて頂きたいと思います。

1.十角館の殺人

あらすじ(裏表紙の紹介文から抜粋):
十角形の奇妙な館が建つ孤島・角島を大学ミステリ研の7人が訪れた。
館を建てた建築家・中村青司は、半年前に炎上した青屋敷で焼死したという。やがて学生たちを襲う連続殺人。ミステリ史上最大級の、驚愕の結末が読者を待ち受ける!

超有名作なので、一度くらいは目にしたことがあるのではないでしょうか。最近では、漫画に加え、Huluで映像化もされているようです。
外界から遮断された状態での事件を扱う、いわゆるクローズドサークルと言われているものですね。この本の舞台は1980年代なので、携帯電話もスマートフォンもなく、現代の目からすると少々違和感はありますが、とても面白くて、驚く一冊だと思います。
是非とも何の前情報もなく読んでいただけるといいかと思います。

2.恋と禁忌の述語論理

あらすじ(裏表紙の紹介文から抜粋):
雪山の洋館での殺人。犯人は双子のどちらか。
なのにいずれが犯人でも矛盾。この不可解な事件を奇蹟の実在を信じる探偵・上苙丞(うえおろじょう)が見事解決ーーと思いきや、癒やし系天才美人学者の硯(すずり)さんは、その推理を「数理論理学」による検証でひっくり返す!!

こちらは比較的新しい本ですね。論理学というのは、A=B かつ B=C ならば A=C みたいなやつですね(多分)。
論理学って難しそうだなぁ、と思ったかもしれませんが、まーったく問題ありません。この本は論理学の皮をかぶった、推理エンターテインメントです。ただ、ついでに本書内で論理学についても説明してくれるので、少し頭が良くなったような気もする、そんなお得で面白い一冊です。
最終章ではきっちりと驚かしてくれると思います。

3.カラスの親指

あらすじ(裏表紙の紹介文から抜粋):
人生に敗れ、詐欺を生業として生きる中年二人組。ある日、彼らの生活に一人の少女が舞い込む。やがて同居人は増え、5人と1匹に。「他人同士」の奇妙な生活が始まったが、残酷な過去は彼らを離さない。各々の人生を懸け、彼らが企てた大計画とは? 息もつかせぬ驚愕の逆転劇、そして感動の結末。

こちらも結構有名な本ではないでしょうか。推理小説というよりは、サスペンスに近い気もします。読んでいるときは、結構不穏な空気が漂っているのに、読後感はめちゃくちゃ良いというなんとも不思議で面白い小説でした。道尾秀介さんの作品は似たような空気感の作品が多いように思います。

いかがでしたでしょうか。
一概に推理小説といっても、いろいろな種類があって飽きが来ないですね。
もし一冊でも興味を惹かれるようなものがあれば幸いです。

こうしてみると、私は驚かされるようなものを好むような気がしてきました。
ただ、ゲームも小説と似たような性質があって、どれだけプレイヤーを驚かせられるか、気持ちよくさせられるかというのはとても重要だと思います。
同じエンターテインメント業界として、見習いたいなと思います。

それではー。