変化球を投げてみた

常に直球勝負なんです。
ずっとそれで上手くやってきたんです。
でも、上手くいかないこともありますね。
 
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私が不快なものを挙げるとすれば、それは仕事と、家庭環境になります。
仕事は嫌なら変えればいいのですが（といっても簡単ではないですが...）、家庭についてはそうはいきません。
私は妻と家庭内別居中ですが、なぜ別居したり離婚したりできないのかというと、まだ子供が社会に出ていないからだと思うんです。
本質的には、世間体とか、経済的な問題とかなのかもしれませんが...
 
何とかこの問題を克服しようと色々と話をしてきましたが、なかなか改善することができません。
私は、お互いの意見の相違を受け入れて、それでも夫婦生活を続けたいと提案してみましたが、納得はしてくれませんでした。
恐らく、価値観の共有ができない夫婦はあり得ないと考えているのだと思います。
 
もうどうしようもないので、職場の信頼できる上司に相談しました。
 
「お願いですから、単身赴任できる職場に異動させてください。」
 
この裏には、今の職場に対する不満もありました。
自分の望む部署への異動ができない可能性も高く、かなりのギャンブルとは思いましたが、なんとかうまくいきました。
 
妻との間に、体よく距離を置くことに成功したのです。
単身赴任になることをつまり伝えると、変化が見られました。
 
明るくなったのです。
 
相変わらず会話はないのですが、子供に聞いても最近のママは少し元気が出てきたねと言うのです。
子供も心なしか嬉しそうです。
 
私は常に正面からぶつかっていく性格をしています。
ほとんどが上手くいかず、傷ついて終わりです。
それでも、それで終われるのなら良いのですが、夫婦のように、なかなか終われないものもあります。
今回は正面を切って話してみたものの、上手くいかず、たまたま距離を置くという選択肢がうまくいっただけで、結果オーライでした。
 
世の中には素直に正面を切って進めても、うまくいかないことばかりです。
私はそのほとんどを、直球ばかり投げて勝負してきましたが、時には変化球も必要だと改めて感じました。
 
代替案を考える。
楽しく続けられることを考える。
自分は弱い存在と知り、克服するだけでなく、避けることを覚える。
 
これからは、単純に困難に立ち向かうのでなく、代替案を考えながら、楽しく続けられる方法を常に考えていきたいと思います。

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