日本におけるLAFMS受容史(20世紀編)
イントロLAFMSという存在に強く惹かれるようになったのはそんなに昔のことではない。自販機本『Jam』や『HEAVEN』のバックナンバーを古本屋で買い漁り、そこに書かれた1980年前後の日本の地下文化情報を読んでいた時のことだったと思う。科伏という人物による音楽記事に大々的に登場するミュージシャン達は、どんなロックの教科書にも載っていた記憶がなかった。一般誌で見かけるロンドンやニューヨークとは違う、アメリカ西海岸のパンク/ニューウェイヴがここで強調される意味。特にLAFMSと