誰かに言われた言葉が、気になりすぎてるわ。思い出し過ぎてるわ。note60何日目?
noteで、自己紹介するのって何度目? って思う。
おのれを、人様に知らしめることが苦手でここまで来たのに。
ハッシュタグつけてさ、自己紹介ってしていて。
ほんとうは、こそばゆいっていうか、居心地悪いよね!
他の方達のnoteの記事は、ちゃんと#自己紹介になっていて。
じぶんのは違う感じ。
それで思ったのは、note始めてみたら気づいたけど。
このnoteという街って、過去を振り返る振り返るしくみに満ちているのね。そんなん、もうまっすぐ前を見ないでもいいんとちゃう?
っていうぐらいに振り返り始めてしまって。
とりわけ。
じぶんはこういう者ですっていうよりも、なんていうの?
こういうこと言われてきたみたいなことが、止まらない水道の蛇口のように思いだされてしまう。
誰かになんか言われた言葉で人って、出来上がってるの?
って半ば強制的、強迫神経症的に手繰ろうとしていて。
なにげなく耳に入って来た言葉が、耳の中をよぎってみぞおちのどこかしらに着地する。
昔知り合った人に、人の気配を耳の後ろでキャッチするんですよっていう人がいた。
その人に言われたのだ。
あなた、もやってるって。
時折、お天気アプリが、教えてくれるじぶんの住む町が、いつもと違う空の色を映し出していて。
なんだろう? って思ったら、ひらがなで<もや>って書いてあったりして。
たまにその2文字を見る度に、もやっている町にもやっている人が住んでるやんかって。
同類? みたいな気持ちになって。
あと、同じ人に。
中心線が揺らいでいるって。そしてくゆっているって。
くゆる?
つまりくすぶっている? っていうことらしく。
こういうこと?
その人は物を書いて暮らしている人だったから、描写がなんていうの?
描写しすぎて、絵に起こすまでに時間がかかるっていうか、もやっとするっていうか。
それに、中心線ってどこ? わたしの中心線って、己も知らないのに
なんであなたが、知ってはるの? って叫びたかったけど。
でも好きだったから、わたしはもや。もやでいいですよ。
なんだったら名前変えてもいいかもぐらいの気持ちだった。
でもたぶん、わからないけれど。好きだったから。
へへへってへらへらって笑っていたかもしれない。
笑った後も、そう言われた言葉だけが、頭の中を周回遅れしてでもまだ、
走っているかんじで。
おげんきですか? Fさんって感じですが。
😊 😊 😊 😊 😊 😊 😊 😊 😊 😊 😊 😊
あと、キャリアばりばりスペックぎらぎらの女子に言われたのは。
あなた何処にいても所在なげねって。
所在なげ。
って、つまりそこにいるのにいない感じっていうことでしょ。
やばいよね。なんかやばいよ。終わってるよ。
そのふたつが、ちょっと印象に残っている。
そして、それらが、その人達から見たわたしらしい。
自己紹介は転校するたびに、よくさせられていたけれど。
よく笑われていたから。
ま、へたなんだけど。
へたやったら、なんかない?
違うスタイルで?って思って。
誰かの言葉を借りて、じぶんを説明できるかもねって、瞬間思った。
誰かに言われた言葉をひとつずつ拾ってみれば、あなたやわたしの輪郭線が浮かび上がるのか? っていう問いが湧き上がったわけで。
ふいに、吉田修一さんの「悪人」が頭のなかをいま駆け巡る。
さっきちらっと読みながら、思いついた小さい時のエピソードですたい。
よそ様が思ったわたしと、わたしが知っているらしいわたしを、ボウルの中で混ぜこぜにすれば、それもある意味自己紹介かなって。
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路地裏の猫が歩いているようなアスファルトあたりに、行方を失ったものが
落ちていたらとりあえず拾う。拾うと思う。たぶん拾う。
そのまま、それをコートのポケットのなかにすとんと入れて、また歩き出す。歩き出すだろう。たぶん歩き出す。
昔、子供の頃に友達のお母さんにもらったキャンディを、その場で食べられなくて、とりあえずポケットに入れた時のように。
例えば、びちゃびちゃにひしゃげた青と白のしま模様の、てらてらの包み紙が、いつまでも忘れられないようなところが、わたしにはあった。
最近、なにか大事なものを書き落としませんでしたか?
って、この間ある人に言われた。
こわいやん。え? 書き落とし?
書くこと限定で? なになに?
それ、占いの言葉だったんだけど。
気が付くと、その言葉をじっと考えている瞬間があって。
余白の時間が訪れると、その言葉を頭いっぱいにぐるぐる巡らせていたりする。
書き落としたもの? そんなん? ないわないないって思いつつも、
ほとんどが、書き落としとちゃうの? って。
書き忘れるっていうのとは微妙にちがうんやなって、
落とすと忘れるって、ぷち違うらしい。
どういうこと? 人に言われた言葉が、耳の中に住み続け過ぎてるやん
どういうことわたし?
っていまそんな感じの8月を、生きています。
あの言葉 からだのどこかに 刺さったままで
月満ちて ひとりしずかに 刺を抜くとき
いつも、笑える方向を目指しています! 面白いもの書いてゆきますね😊