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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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2021年8月の記事一覧

7日目の蝉のように生きている蝉だった。

ベランダで蝉が仰向けになっていた。 たぶん夜のうちに死んでしまったんだと 思った。 そう…

書けない時は、ちがうキャラになって書く時がある。

エッセイ書く時って「わたし」が主語に なるからちょっと苦しくなる時がある。 小学校の作文…

まちがってもいいよと、言いたくなって。

昨日も学校のことを書いたので今日も すこしだけ書きます。 小学校4年生か5年生の頃だった。…

学校が新しくなっても、学校は苦手なままだった。

8月の終わりになると、学校に通っていた 遠い昔の頃を思い出す。 学校は何度も転校している…

今しかないって、焦らなくてもいいよって言ってくれた人。

大きな4枚の窓がそこにはあって。 窓の外は国道1号線が走っている。 クリームイエローのや…

好きなものに、満たされて。

ほんとうに好きなものに囲まれて 暮らしてるってどんな感じだろう。 わたしは20代だった頃、…

父親に恋愛した方がいいと言われたあの夏。

わたしはたぶんずいぶんと長い間 恋愛というものをしていない。 恋愛って正直よくわからないし。 すこしはわかるけど。 いやわからないよやっぱり。 なんでこの期に及んで恋愛の話を 書いているのか。 父親に恋愛をした方がいいと 言われたのだ。 いやいや。 もういいよって思いながらも ふんって返事した。 それを言われたのも何年か前に 上京してきた父と会った、 ホテルのレストランのランチタイム だったと思う。 周りにはママ友みたいな人達で あふれかえっ

いつの日か、あなたが眠れますように。

冷蔵庫の野菜室がすこし、ぽつぽつと すきまを見せだして。 たっているセロリとまっしろなね…

ファッションがずっと好きな弟と、書くことでバランスとってきた私と。

10代の頃って、はやく書かないように なりたいなって想っていた。 朝起きるとどよんとしたあ…

~その節はありがとうございました。ちいさなアンケートのお誘いです~

こんばんは、ゼロの紙です。 広告のはじっこの世界にいたというのに、 宣伝とかがほんとうに…

居場所って場所だと思っていたあの頃のわたしへ。

わたしが一番いる場所、それはキッチンだ。 最近はnote始めてからは2階の出窓だけど。 以前…

言葉であなたを包む時~心より感謝を込めて。(皆様のキャッチフレーズ・肩書紹介)

はじめまして、ゼロの紙です。 2020年の5月の31日深夜にnote駅に 降り立ちまして (実は岸…

ひとりは好きだけど、拒まれるのはこわかった。

言いたいことはちゃんと口で言いなさいって 言われて。 言葉にする術を知らなくて。 それは…

ひとりぼっちだったから、きっと出会えた。

誰かのかなしみって、その悲しみに 少し寄り添うことはできても その人の悲しみをまるごと吞み込んで しまうことはできない。 悲しみが癒えた。 この7文字と、句点にまで、たどり着くために 人はどれだけ心というこころを砕かなければ いけないんだろう。 そしてわたしもnoteの駅にふらりと 立ち寄ったある日、まつおさんという 詩を毎日書いていらっしゃる方と知り合った。 その詩はいつもすこしだけ死の匂いがしていた。 HOMEのアイコンの肩書の下にある キャプシ