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ちいさな言葉の欠片たち(エッセイ)

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あの日のあの言葉って、納得いかないんだけどとか。誰かが言ったちょっといいなって言葉を紹介しながら、まるで日常なエッセイや日記書いています。
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2020年10月の記事一覧

そんなあなたのコンプレックスが、好きだったりする。

自意識過剰なんだとその人は言う。 人の目が気になってあれこれ先回りしてしまうと。 結婚生…

49日過ぎても、悲しみのジャブを受け続けていた。

あの日、わたしはすこし混乱していた。 雑踏が混み合うように、頭のなかのちいさな線と線がか…

いつもツンデレな本屋さんが、好きになってしまっている。

ここって、じぶんの部屋の本棚なのか? って思うほど、乱雑に棚に並べられている本屋さんがあ…

母にはならなかったけど、子供の言葉を書き留めたくなる一瞬がある。

薄緑色のカーテン越しの出窓の側で、ものを書いている。 時折、いろいろな子供たちの声が聞こ…

【よみがえる遺産】だいすきな人には、ちゃんと息継ぎしながら、クロールするように生…

人見知りが激しくて。小さいころほんとうに友達の少ない子供でした。 授業中は、窓の外を眺め…

好き。と、嫌い。だけで、生きてきたような気がする。

青白い洞窟、ロストリバーデルタの中で、リバースポーツをしている男の人の映像が瞬間映ってい…

あの人がたったひとつだけ知っている誕生石は、アメジストだった。

夜、すこしクールダウンしそこなって、眠れなかったから、ふらっと カーテンを開けて夜空をみようと、そっと開けた。 その時、え? っていうぐらい眼の前にまっすぐに月が、鋭く光って いた。 受け月だった。 月を見るのも久しぶりだな、うわ、受け月だって思ったら。 昔読んでいた小説を思いだしたりして余計に眠れなくなってしまったの だけれど。 受け月をみたらそっと願うといいらしい。 <お皿に水がたまるように。こぼれないように、願いが叶う> っていう一文があったような気がして

ひとりで書いてるのに。noteってひとりで書いてるんじゃないって、感じになることがあ…

noteに書くって。どういう感じなんだろう。 まだnote書いて一か月目ぐらいの時に、わたしはこ…

noteで誰かのことを嫉妬したこともあったけれど、今はむしろ愛したくなった。

今日は正直に書く。いつも正直だけど、もっと正直にゆく。 note始める前は、ほんとうにどよん…

記憶って、思い出しているその一瞬だけリアルになる。

あんまり昔の話ばっかすると、バチがあたるぞ。 って、渋川清彦さん演じる主人公の同級生が言…

前向きっていうけれど。前向けない時は横とか下とか向いてれば、いいんだよ。

さぁ。書けないって言ったらなんかそこはかとなく負けの匂いがするから あれなのだけど。 言…

「俺だってわかんねぇんだよ」そう言える先輩に会ってみたかった。

今日は迷ってる。いつものことながら。 さっきまで、きりんのことを書いていた🦒 でも、やめ…

泣きたい夜もあるけれど、泣けない夜もあってもいいよ。

緑色とカーキー色の丈夫なplayerのエコバッグの中の方で ある日音がした。 きゅーきゅーと何…

noteを書くって、ぼくたちは、今日もここにいるよって、叫んでることなんだ。

ずっとずっと頭のどこかの片隅にあって。 それでも、それがいつまでもなくならなくて。 「デイト・ペインティング」という表現方法で、活動されている 昔からとても気になっていた芸術家、河原温さん。 彼のことを知りたいなって思っていたら、ある人から一冊の本を紹介された。 宮内勝典さんの『グリニッジの光を離れて』。 この中に知りたかった人、ほんとうは会ってみたかった人、河原温さんの ことが描かれていた。 その後、著者の宮内さんのインタビュー記事に出会って、知った幾つかの こ