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#007 あなたにとってライブハウスとは?【AG.ノド】

ノドで御座います。
2010年1月にシンガーソングライター活動を始めて、
たくさんの人に出会い、色々な場所で演奏させて頂く機会を頂きました。
ライブハウスだけではなく、BAR、ラーメン屋、蕎麦屋、アートスペースなどなど。

どれも本当に刺激的でしたが、ライブハウスの役割ってのは何だろう?
自分にとってのライブハウスは何だろう?と考えた結果、
初めて行った日、初めて出演した日を思い出すことにしました。

こういうのは"結論"から先に書くのが良いのだけど、
せっかくだから、書きながら考えてみたいと思う。

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バンドというものに触れたのは高校生の時でした。
その中で、友人のLIVEを見に行くことになり、どこだったかな?
確か横浜の石川町あたりにあるライブハウスに行ったんですよ。

怖さは無かったね。
ただ「初めて体験する文化」という印象だったかな。
友人のLIVEは、まぁ学校の外で遊ぶ延長。
"放課後の延長"的な、まぁ知っているよ!という感じだったが、
共演の、知らない人のLIVEを体験する。視覚に、聴覚に、直に流し込む経験。これこそが刺激的で、大きく書くと人生のターニングポイントになったと思う。

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さて。
では自分が初めてライブハウスに出演したときは?
これはね、今でも凄く印象に残っている出来事があるんだ。

出演の際に、LIVEを録画できることを知って、
当時、まだビデオテープが主流だった頃だね。
それを買ってきて、ハコに提出したんだ。そしたらね。

「あぁ、こういうのは、ちゃんと包装を破ってから出すんだよ」

!!!!!
本当に、これが衝撃的だったんだ。
言い換えると、ちゃんと"相手のためを思って、配慮する"という行為。
それを知らない世界の、自分より年上の"大人"が教えてくれた。


俺にとってライブハウスとは、
『初めて触れた社会』だね。


義務教育の中では、家、学校、場合によっては習い事やボランティア。
まぁ全部含めて、親やシステムによって定められた中で経験するものなんだけど、俺にとってライブハウスに出るってのは、"自分で決めた"社会との初めての繋がりだったんだ。

そこで、初めて"教えてもらう"という経験。
今の俺の仕事に対するスタンスも、この経験が基になっているんだよね。
ちゃんと出来ているかどうか、分らんけどな。

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ライブハウスのシステム、その多くは、
出演者にノルマを課すようになっている。
BtoBの関係性だね。場所代、借損料等を負担し、
売上の何%をバックとして貰う。そういう感じだ。

この辺の話は、実は"嫌な"部分も多く、
どっかでしっかりと俺の考えを出したいとは思っているが、
今回はやめておこう。


ただ、もっと純粋に。
ライブハウスってのは、"+αの場所"なんだ。
スターバックスが、自社のコンセプトを
『サードプレイス』と謳ったのは知っているよな?
家、職場、それ以外の、もう一つ。

ライブハウスも同じだ。もちろん、ライブハウス以外でも
自分で選んだ、違う社会。文化。それがサードプレイスとなる。
サード?いや、いくつあってもエエだろう。

ライブハウス、それが
あなたの人生に+αとなる場所であって欲しい。
そのために、役割としての演者"俺達"がいる。
それが一番の理想というか目標だよね。


その中で、おこがましいが、
"教えられる"立場になりたいとは思っているよね。

だって、この場所はすごく面白いところなんだ。
初めて触れる"自分が選んだ社会"としては、
最高の体験を得られる、そんな場所。


その一員として俺がいる。BuzzWorksがいる。
そんな感じだ、それではまた!

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